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「春の睡眠特集②」春はなぜスッキリ起きられないの?

「春の睡眠特集②」春はなぜスッキリ起きられないの?

凍り付くような寒さも終わり、気温が上がってくると、いよいよ春の訪れです。
春はぽかぽかとした陽気に何となく心も弾み、お布団も気持ちがいい。

しあkし、その反面、寝ても寝ても起きられない!なんて方も多いのでしょう。
春と睡眠には、どうやら深い関係がありそうです。

春はスッキリ起きられない季節!

春 起きれない 季節

「春眠暁を覚えず」と詠んだのは中国の詩人、孟浩然(もうこうねん)。
その解釈は、「春の眠りは心地が良いので朝が来たことにも気づかずに眠り続けてしまった」
というのが広く知られているところのようです。

確かに寒い冬を乗り越えた後に感じる春の心地よさは、格別。
気温も、太陽の光も包み込むようなやさしさを感じます。

中国の詩人が詠んだように、春の眠りは

  • 心地が良すぎて朝が来たことにも気づかずに寝入ってしまう!
  • 気づいたとしても起きられない!

そんな経験をしている人も多いでしょう。

そのくらい春の気候は気持ちよく過ごしやすいもの。
なかなか起きられない季節というのも当然と言えそうです。

「春の睡眠」スッキリ起きられない原因

春 起きれない 原因

春、起きられないのには、さまざまな理由があります。
ここでは、具体的に一つずつ、確かめていきましょう。

生活上の変化がストレスになる

私たちの身体は、体内時計によって生活のリズムを刻み、睡眠もそのリズムに合わせてとっています。
とはいえ、このリズムは些細なことで乱れがち。
特に春は、生活環境が変わる機会が多く、そうした変化を体験した人の多くは、ストレスを感じている場合が多いのです。

そうなると身体のリズムはあっという間に影響を受けて乱れてしまいます。
この乱れは、睡眠の質を下げる要因にも。
そのせいで朝、起きられないとか、いくら寝ても昼間眠くなるといったことも起きるのです。

気候の変化による自律神経の乱れ

冬から春へ、四季の移り変わりのなかでもっとも変化が激しいのがこの時期です。
冬は、日照時間が短く、いつもと同じ時間に起きてもまだ暗いという状況です。
その影響もあって冬は、他の季節と比べて多少睡眠時間が長くなる傾向があります。

また、寒い冬は、寒さから身体を守るために交感神経が優位に働いている状態が続いています。
身体は活動的になっていて、休息モードに入りづらい状況が続いているのです。
日照時間が短いことは体内時計にも影響を与え、自律神経そのものを乱すことも。

ところが春を迎えて気候が良くなると、寒さへの警戒モードが解けて副交感神経が優位に働くようになります。
今度は一転、お休みモードが強くなるというわけです。
そのため長く睡眠をとってしまい、起きられない傾向が出てくる場合があるのです。
冬の間に溜まった疲れも影響しているかもしれませんね。

花粉症による睡眠不足や薬も影響

春になると一気に増えるマスクを着用している人たち。
大半が花粉症の予防のためのようです。
この花粉症、ひどい人は夜の睡眠も妨げられるほど。
部屋のなかに入り込んだ花粉によって寝付けない、くしゃみで目が覚める、鼻づまりで睡眠が浅いといった悪影響があるのです。
朝方になってやっと寝ついて起きられないとか、昼間の眠気が強くなるとかといったこともあります。

また、花粉症は薬を飲んで改善しようとする方が大半です。
抗ヒスタミン薬を使われることも多いのですが、脳内にある覚醒系のヒスタミン神経にも影響し、働きを弱めてしまうのです。
覚醒系の神経の働きを弱めるのですから、眠くなって当然です。
花粉症の薬を飲むと眠くなったり、起きられない場合があったりするのは、こうした影響が強く働いているからです。

春は睡眠の切り替え時期

私たちの睡眠時間は、1年間、季節によって変化します。
それに加えて冬から春は、自律神経のバランスも大きく変化します。
そうした影響で春の朝は起きられないほど眠気が強くなったり、昼間も眠気が取れなかったりといったことが起こるのです。
季節によって睡眠時間が変わる理由をちょっと詳しく見てみましょう。

季節によって異なる睡眠時間

上記でも少し触れましたが、日照時間が短い冬は、睡眠時間がもっとも長くなる季節です。
これが、日照時間が長くなるにつれて、短くなっていくのです。
もっとも睡眠時間が短い季節はもちろん夏。
就床時間が遅くなり、起床時間は早くなります。

春や秋は、睡眠時間の切り替え時期。
冬から春は、徐々に夏モードへ切り替えるために睡眠時間が短くなっていきます。
しかし、春は副交感神経が優位に働きやすい季節でもあり、睡眠が促されやすい傾向にあります。

矛盾する変化の影響に加え、ぱっと切り替えられないのが人間の身体です。
冬モードの睡眠をひきづっていたり、春担って副交感神経が優位に働いていたりするために、朝は起きられない、起きづらい、昼間の眠気が断ち切れないといったことが起こるのです。

春の「起きられない」の改善方法

春 睡眠 起きる方法

春は眠いのと同時に、せっかく気候が良くなったのだから活動的に過ごしたいと思う季節でもあります。
スッキリ起きられないなんて言っていないで、その改善方法を探っておきましょう。

規則正しい生活で自律神経を調整

季節の変化の影響を最小限にとどめ、スッキリ起きられない状況を改善するためには、規則正しい生活をするのが何より効果的です。

ストレスやアレルギーへの抵抗力をつけるのにも大切なのは睡眠です。
睡眠の質を上げるためにも、就床も起床も決まった時間にし、昼間眠気を感じるようなら仮眠も上手に取り入れるようにします。

また、昼間の間に適度な運動を取り入れるのも自律神経を整えるのに効果的。
適度な疲れは夜の心地よい睡眠につながり、朝のスッキリした目覚めを促します。

花粉症の薬も最新のものを

花粉症の薬は眠くなるのが当たり前、と思っていたら大間違いです。
最近は、眠くなる副作用が格段に減った薬も登場しているのです。

薬局などで買える市販薬は、「第一世代」と呼ばれるものが多いのですが、その名の通り、以前からある薬なのです。
長年処方されてきただけあって、効果は実証済み。
ただし、副作用である眠気も実証済みですね。

とはいえ、薬もどんどん新しいものが開発され、第二世代と呼ばれる花粉症薬も登場しています。
こちらは、第一世代と比べて眠気の副作用は数分の一。
ただし、医療機関を受診することが必要になります。

花粉症薬であまりに眠気がひどくなる場合は、医師に相談して薬を変えてもらうのも春の眠気や起きられない悩みを解消するのに役立ちます。

逆に春は眠れない!不眠に悩む方も多い春!

春 眠れない

春は「眠くなる」「起きれない」という人が多いように見えますが、実は不眠に悩む方も多い季節。
その理由は様々ありますが、やっぱり多いのは、

  • 気温の変化
  • 環境の変化
  • 花粉症

この3つが挙げられます。

私自身は、春は起きれないときよりも、圧倒的に眠れない…という時の方が多いです。
今現在、春になると眠れないという方は、睡眠障害になっている可能性もあります。

毎日当たり前のようにしている睡眠は、繊細な面もあります。
眠れない日が続いて、睡眠不足や睡眠負債になっては危険です。

「春の睡眠特集①」春はなぜ眠れないのか?

そもそも季節で睡眠時間は変わっていく!

多くの人が睡眠に関して気になるのは、やっぱり「睡眠時間」。
しかし、多くの人は季節によって、睡眠時間が変わっていくことを知りません。

例えば、こんな経験ありませんか?

  • 冬はしっかり寝たはずなのに眠気が残る
  • 夏は睡眠時間が短くなる

実は睡眠時間は、個人差ありますが、日照時間などにより変わることがわかっています。
そのため、日照時間が大きく変わる夏と冬では、睡眠時間が30~1時間ほど変わってくるといわれています。

以上のことから、季節によって睡眠時間を調節することをオススメします。

季節で変わるって本当?春夏秋冬の睡眠時間の違いと睡眠方法のコツ

スッキリ起きられない春の悩みまとめ

気候の良い春は、寝ても寝ても起きられないものです。
その理由と改善方法をまとめておきましょう。

  • 春は、生活に変化が起きやすいことでストレスが過剰にかかって睡眠に悪い影響が出てしまうことが多い
  • 春は、交感神経が優位だった冬から、温かくなることで副交感神経が優位になる季節。リラックスすることで眠気が起こり、朝起きられないことがある
  • 季節の変化やストレスなどで自律神経が乱れ、睡眠に影響して起きられない状況になる
  • 花粉症によって睡眠が妨げられ、朝起きられない状況に陥る
  • 花粉症は、抗ヒスタミン薬の副作用で眠気が誘発されることもある
  • 春は、睡眠モードの切り替え時期でもあるが、その切り替えがスムーズにいかないと眠気が取れなかったり、朝、スッキリ起きられない現象が続く
  • 朝、起きられない改善方法としては、自律神経を整えるためにも規則正しい生活をすることがおすすめ
  • 眠気を上手に払うには、仮眠などもとりいれると良い
  • 花粉症の薬は、眠気の副作用が少ない第二世代のものを医療機関を受診して処方してもらう