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春は眠いもの?五月病は睡眠にも影響する?

春は眠いもの?五月病は睡眠にも影響する?

4月を境に新しい環境に身を置いたり、生活が変わることが多い春。
最初の頃は張っていた気も、ひと段落すると緩んで通常進行に戻ります。

ところが、ここでなぜだかやる気が出なかったり、眠い状況が続いたりする状態に陥ってしまう…
そう、これが五月病です。

新しい生活を張り切ってスタートさせた人ほど注意したい春に起こる心身の不調です。
この不調は睡眠にも影響するのでしょうか?

眠い春は五月病にも注意を

眠い 五月病

大学に入学したばかりの新入生や、就職したての新社会人、他にも転勤や転居などによって新しい環境に飛び込むことが多いのが4月。

春眠暁を覚えずと言われる気候につられて眠いものですが、新生活がスタートする期待感で気分はウキウキしている方も多いはず。

五月病は、こうした新しい環境に慣れたタイミングで陥りがち。
眠い状態も春らしい気候につられてというよりは、なんだかだるさがあって眠いような、違う感じがするはずです。

もちろん気分もどんより落ち込みがち。
五月病は、春とは言え、まったく対照的な心の状態をもたらします。

眠いのも五月病の症状の1つ

五月病は、正式な病名ではありません。
新しい環境に身を置いて、緊張した生活を送っていたなかで訪れるゴールデンウィークに休んだことがきっかけとなって、起こることが多いことから名づけられました。

休みが明けても学校や会社に行く気にならないといった症状が表れます。

五月病の代表的な症状

  • 目が覚めても布団から出られない、出るのがつらいと感じる
  • 食欲がない
  • 身だしなみを整えるなど普段やっていたことが億劫になる
  • 会社や学校に行こうとすると体調が悪くなる
  • ミスが増えた
  • 寝付けない、夜中に何度も目が覚めるなどの睡眠障害がある

上記のような症状が表れたら要チェックです。
実際、心療内科などを受診して下される診断名は、適応障害とされることが多い症状です。
発達障害など先天的なものが原因となる場合もありますが、多くはストレス関連障害の1つと考えられます。

睡眠にも影響する五月病の症状と原因は?

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五月病は、ストレス関連障害の1つと言われるだけあって原因は、過剰なストレスです。
ストレスもうまく利用すれば、競争心を刺激してやる気を起こしたり、集中力を増すことで充実感を得るサポートになります。

しかし、過剰になると心の負担は増すばかりです。

また、五月病が厄介なのは、自分で気づきづらいこと。
初めての環境での緊張も手伝って、頑張りすぎてしまう場合があるからです。
気づいたときには、会社や学校へ行けない状態になってしまうのです。

睡眠障害など五月病のサインに気づく

五月病も、最初の些細な症状のときに気がつけば、改善も難しくありません。
そのためには、身体から送られるサインにいち早く気づくことが大切です。

例えば、

  • 春だから眠いというような状態とは少し違った眠気を感じたり
  • 不安な気持ちでうまく睡眠に入れない
  • 何度も目が覚めて睡眠が途切れがち

これまでなかった睡眠にまつわる悩みが出てきた場合は、五月病になっているかも。
もしこのような症状が出たら、五月病予備軍かも?と疑って、自分の心を見つめなおしてみましょう。

五月病は睡眠にも影響します。

なぜ春は眠れない?不眠を招くストレス

過剰なストレスは、心身にさまざまな影響を与えます。
その1つが睡眠障害です。

ストレスは交感神経の働きを優位にするため、副交感神経の管轄である睡眠を妨げてしまうのです。

また睡眠は、脳と身体の疲労を回復する役割のあるものです。
脳の疲労が回復することで内分泌系のリズムが整い、ストレス解消ホルモンなども分泌されるのです。

睡眠に障害が起こると、こうした機能にも影響が出ます。
ストレスで睡眠障害が起こると、こうした負のスパイラルに陥りやすくなります。

「春の睡眠特集①」春はなぜ眠れないのか?

緩む気候が眠気を誘う春

寒い冬は、寒さへの警戒で身体は自然に交感神経を優位に働かせます。
身体が休まらないモードに入っているんですね。

それが春になって気候が良くなることで、副交感神経が優位に働くようになります。
そのせいもあって春は眠くなりがち。

日照時間が短くなるから本来春は、睡眠時間が少なくなっていく時期です。
それにもかかわらず、眠気が続いてしまうのです。

このように自律神経が乱れた状態もまた、心身の不調につながりやすいもの。
体内時計に影響を与える睡眠障害には、春などの季節や五月病に限らず、気をつけたいものです。

「春の睡眠特集②」春はなぜスッキリ起きられないの?

ゴールデンウイークが睡眠障害のきっかけに

ゴールデンウィークがきっかけとなりやすい理由の1つに、これまでの緊張から解放されことによる睡眠の乱れも考えられます。

これまでの寝不足を補うために昼まで眠ってしまったり、ストレス解消とばかりに夜の外出を続けたり。
昼夜を逆転させてしまうのは、簡単にできますが、これを朝型に戻すのは大変です。

私たちの身体は、体内時計が作り出すリズムによって生活のリズムが出来上がっています。
そのスイッチを入れるのが朝起きたときに浴びる太陽の光。

スイッチが入ることで、約15時間後に就寝するための眠気が起きるなど、身体のさまざまな機能が働くのです。

朝、一度も光を浴びることなく眠り続けてお昼頃、初めて光りを浴びると、就寝時間は夜中を回った3時頃になってしまいます。
こんな生活をゴールデンウィーク期間中続けたら、睡眠障害が起こるのは当然です。

いざ会社や学校へというときには、睡眠サイクルの乱れが生じて起きられなかったり、眠い状態が続いたりしてしまうのです。

睡眠を見直して五月病対策

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五月病対策には、ストレスを取り除くのが何よりです。
また、できない自分を責めて頑張りすぎるのも禁物です。

自分への要求は過剰になりがちですが、そこはほどほどを心がけましょう。

また、睡眠はストレス解消に大切な要素です。
睡眠時間を確保するのは当然、睡眠の質を上げるための工夫をして、深い睡眠を手に入れましょう。

生活サイクルを整えて五月病を改善

すでに五月病という方も、睡眠を整えるのは改善に向かう第一歩となります。
例えば、仕事や学校を休んだとしても、きちんとした生活サイクルで毎日を過ごすことが大切なのです。

これまでの睡眠障害の影響で眠い状態が続いた場合でも、朝は決まった時間に起きて朝食を摂ることで体内時計が整います。
朝、眠いのを我慢して、とりあえず一度起きてしまいましょう。

その後、午前中や昼のタイミングで仮眠を上手に挟み込んで睡眠サイクルを整えれば、抗ストレスホルモンなどもきちんと分泌されるようになります。

心の健康には、一時の眠い状態を我慢するのも大切。
きちんとした睡眠サイクルを手に入れることが何よりも効果的です。

五月病と睡眠の関係まとめ

春は眠い季節ですが、五月病で眠い状態となるのはまた原因が違います。
五月病は過剰なストレスが原因となり、ゴールデンウィークなど、その緊張感がほどける瞬間がきっかけになりがちです。
五月病の原因と改善法を確認しておきましょう。

  • 五月病は、過剰なストレスが原因
  • 春は副交感神経が優位になって、身体が休みやすいモードになり、眠い状態が続くことがある
  • 頑張り過ぎも五月病を悪化させる要因になる
  • 五月病になると睡眠サイクルが乱れやすくなり、眠い状態が続く場合がある
  • 睡眠の乱れは、自律神経の乱れにもつながり、心身の不調をさらに悪化させる恐れもある
  • 睡眠不足によって眠い状態が続いた場合は、仮眠を上手に取り入れることで睡眠サイクルを整えられる
  • 五月病になったら、睡眠時間を確保し、質の良い睡眠がとれるよう生活サイクルを整えると改善の効果が期待できる