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トイレに行きたい!夜中に何度も目が覚める原因は?

トイレに行きたい!夜中に何度も目が覚める原因は?

夜中にトイレに行きたくなって目が覚めることが多くなってきた……これって不眠症の一種?そんな疑問を持っている方もいらっしゃるかと思います。

実際のところはどうなのか、確認してみましょう。

トイレに行きたくて目が覚めるのも不眠症?

トイレ 睡眠中

不眠症には、大きく分けて4つのタイプがあります。
なかなか寝付けない入眠障害、夜中に目が覚める中途覚醒、予定の時間よりも早く目が覚める早朝覚醒、眠っているのに熟睡感が得られない熟眠障害です。

このなかでトイレに行きたくて目が覚めるというと、中途覚醒タイプと重なります。
中途覚醒タイプの原因は、なんなのでしょうか?

夜中に目が覚める不眠症・中途覚醒とは

睡眠障害の1つである中途覚醒は、目が覚める時間や回数には個人差がありますが、年齢を重ねるに従って増える傾向にあります。

これは、高齢になると、睡眠の質が変わってノンレム睡眠のなかでもより深い睡眠が減ってしまい、睡眠がぶつ切りされやすくなることによるもの。
高齢になると中途覚醒が増えるのは、こうした理由があるのです。

とはいえ、夜中に目が覚める理由の中に「トイレに行きたくて」とつく場合は、ちょっと見方を変えたほうがよさそうです。
なぜなら睡眠障害とは違った病気の可能性が潜んでいる場合があるからです。

トイレで目が覚めるのは病気の可能性も

トイレ 睡眠

中途覚醒の原因が睡眠障害である場合、目が覚める理由は「トイレに行きたい」ではありません。
トイレに行きたくて目が覚めるのですから、そこには違った原因があるのです。

いったいどんな原因や病気が潜んでいるのでしょうか?

何度もトイレに!夜間頻尿の原因は?

不眠症以外でトイレに行きたくて目が覚めるというと、夜間頻尿という言葉が思い当たります。
これは、夜間の睡眠中に1回以上、トイレに行きたくて起き、そのことで日常生活に支障をきたしていることを指します。
何度もトイレを理由に目が覚めることを意味しているのかと思いきや、たったの1度でもトイレが理由で起き、それを苦痛に感じたら、それはもう夜間頻尿なのです。

実は、睡眠に充てている時間中はトイレに行かないのが正常な値なのです。
なぜなら、睡眠中は尿を抑えるホルモンが働き、尿が作られる量も昼間の60%程度に抑えられているからです。

そういう理由もあって、睡眠中にトイレに行きたくて目が覚める場合は、気をつけておく必要があるのです。

トイレの理由は水の飲み過ぎ

夜間頻尿のもっとも多い理由は、水分の過剰摂取です。
最近は、夏の熱中症や脱水症状を気にしてこまめに水分をとることが習慣になっています。
季節を問わず習慣化されたことで、必要以上に水を飲んでしまっているのです。

また、ドロドロ血液を気にして、水分を摂ることが有効だという民間療法をうのみにして水を多く飲んでいる方もいます。
水が血液をサラサラにする作用はありません。

トイレは塩分の排出が目的の場合も

塩分を摂り過ぎると体内の塩分を早く排出しようとする機能が働き、トイレに行きたくなることがあります。
頻繁に飲み会を行ったり、飲んだ後に締めのラーメンなどを食べる習慣がある人は、塩分を排出するためにトイレに行きたくなる症状が起きているのかもしれません。

冷えるとトイレが近くなる

身体を冷やしてしまうと、血液の循環が悪くなるなど、さまざまな機能が低下します。
その1つが尿を作る腎臓の機能です。
腎臓の機能が落ちることで肺尿に障害が起こり、夜間の頻尿につながってしまうのです。

トイレに行かずにいられない過活動膀胱

男女ともにみられる症状の1つに過活動膀胱があります。
これは、膀胱に十分尿が溜まっていないのに、尿意を起こしてしまうものです。
加齢とともに進行しますが、男性は前立腺肥大と併発することが多いようです。

糖を排出するためにトイレへ行く糖尿病

血液中のブドウ糖の濃度が高くなる糖尿病。
体内の機能は、多すぎるブドウ糖を水分とともに排出することでブドウ糖の量をコントロールしようとします。
そのため糖尿病は、水分が足りなくなってのどが渇くことがセットになった病気です。

身体はなんとかバランスをとろうとして、睡眠中でもトイレに行きたくなるよう働くのです。

トイレの回数が増える睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。
この病気は、夜間頻尿と縁の深い病気です。
睡眠中は、最初の方でも紹介した通り、ホルモンの働きによって尿が作られる量が抑制されています。
ところが、睡眠中に無呼吸状態になると交感神経が刺激され、このホルモンが十分に分泌されず、排尿が促進されてしまうのです。

その結果、睡眠中にトイレのために目が覚めることが増えてしまうのです。

トイレが促進される心不全

心臓病も夜間頻尿の原因になることがある病気です。
心不全は、身体の機能として心臓の負担を減らすために、排尿を促進するホルモンが分泌されるのです。

これが原因で睡眠が中断されトイレに行くことになってしまうのです。

トイレの回数を減らす対処法は?

睡眠中にトイレに行きたくなって目が覚めると、その後眠れなかったり、再び眠りに就くのに時間がかかって、結果的に睡眠時間が減ってしまいます。
それが日常生活に影響すれば、これもまた睡眠障害の1つといえそうです。

できれば睡眠は途切れることなく取れるのが健康のためにも一番です。
そこで、上記の理由によって睡眠中に目が覚める場合の対処法を紹介します。

病気を治して睡眠中のトイレとさよなら

病気が原因となって睡眠中にトイレに行きたくなって目が覚める場合は、何よりもその病気を治さなければなりません。
適切な診断を受け、病気を治して安らなか睡眠を手に入れましょう。

水分を控えてトイレの回数を減らす

水分の摂り過ぎが原因で睡眠中にトイレのために目が覚める場合は、適切な量の水分をとるように心がけましょう。

睡眠中は汗で水分が失われますが、寝る直前に水分を摂るのではなく、入浴の前後などに摂り、時間をおいてから就寝するようにします。

トイレに行きたくなるカフェインは控える

コーヒーや紅茶、日本茶に含まれるカフェインは、利尿作用があるため、トイレに行く回数が増えてしまいます。
そのため、睡眠中でもトイレのために目が覚めることになってしまうのです。

カフェインには、覚醒効果もあるので夕食後などは控えるようにします。

トイレの回数を増やすアルコールを控える

夜は、尿を抑えるホルモンが働きますが、アルコールを飲むとそのホルモンの分泌が抑制されてしまい、尿量が多くなります。

身体の機能としてアルコールは早く排出しようとするのです。
アルコールを飲むなら早めの夕食と一緒がおすすめです。

アルコールと睡眠について

足を上げて体内の水分を早めに排出

水を飲み過ぎていたリ、心不全や高血圧で心臓や血管のポンプ機能が衰えていると、身体の水分がうまく排出されず、むくんだ状態になっていることがあります。
そのため、夜、身体を横たえることで足にたまった水分が上がってきてトイレの回数が増えている場合があるのです。

この対処法が足上げです。
夜、就寝の1時間前までに20~30分ほど足を上げておくのです。
寝転がって壁に足を立てかけてもいいし、低めの椅子に膝から下を乗せる形をとっても大丈夫です。

脚に溜まった水分が寝る前に尿として排泄されて、むくみが解消できます。

睡眠中にトイレで何度も目が覚める原因まとめ

睡眠中にトイレに行きたくなって目が覚めるには、さまざま理由があることがわかりました。
原因と対処法をまとめておきます。

  • 中途覚醒は不眠症の1つ
  • トイレに行きたくて目が覚める場合は、睡眠障害以外の原因がある場合がある
  • 睡眠中にトイレで目が覚める原因には、重大な病気の場合もある
  • 睡眠中にトイレで目が覚める原因で最も多いのは、水の過剰摂取
  • トイレに行きたくなって睡眠が邪魔される原因の1つに塩分の摂り過ぎがある
  • 睡眠中にトイレで目が覚める原因には、冷えがある
  • 睡眠中にトイレで目が覚める病気には、過活動膀胱、糖尿病、心不全、睡眠時無呼吸症候群などがある
  • 病気の場合は、病気を治すことが対処法となる
  • 食生活を整えることは睡眠中にトイレで目が覚めることを防ぐ対応策となる
  • 就寝の1時間前までに足を心臓より高く上げてむくみを取ると睡眠中にトイレに行く回数が減ることがある