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短時間睡眠に効果はある?

短時間睡眠に効果はある?

仕事をしっかりやって、さらに自分の趣味や家族との時間を充実させたいと思ったら、1日24時間では足りません。

なぜなら一日の約3分の1の時間は睡眠に充てなければいけないから…
そうです!私たちは人生の約3分の1の時間は、睡眠に充てているのです。

そこで、今話題になっているのは、短時間睡眠者になって、睡眠時間を削り、一日に使える時間を増やす。
ところでこの答えは、本当に正しいのでしょうか?

今回は、最近話題の短時間睡眠の効果やメリット・デメリットについてお話ししていきます。

短時間睡眠は得?その効果とは

 

短時間睡眠 効果

必要な睡眠時間には、個人差があります。
そのなかでも6時間以下と極端に短い短時間睡眠で平気な人をショートスリーパーと呼びます。
彼らは、日本人の約5~8%が該当しています。

有名人では、3時間しか眠らなかったという逸話が残るナポレオンがよく例に挙げられます。
現在の日本なら、3時間睡眠の明石家さんまさん。45分睡眠の武井壮さんが有名どころでしょうか。

特徴は、前向きに仕事をこなし、勉強熱心だったり、趣味が多彩だったりといったところ。
みんなが眠っている間の時間を効果的に活用しているように感じます。

やはり短時間睡眠は効果的で得な感じがしますね。
マネできるのであればマネをしたいと思うのは、当然かもしれません。

しかし、短時間睡眠とはだれもが簡単にできるものなのでしょうか?

関連記事:ショートスリーパーとロングスリーパーの違いは何?

短時間睡眠は訓練次第?

忙しい現代を反映するかのように最近は、短時間睡眠のメリットや効果が強調されています。
それに乗じてか、短時間睡眠を実践する人には、短時間睡眠はコツをつかんで訓練すれば誰でもできると言う人も多いですね。

しかし、5~8%と言われるショートスリーパーと、一般の人では、睡眠のサイクルが違うと言われています。

ショートスリーパーの方には特有の遺伝子があるといわれています。
この遺伝子を持っている人が短時間睡眠を実践した場合、身体を休めるレム睡眠だけが短くなるため、短時間睡眠でも健康に影響はないと言われています。

ところが、この遺伝子を持たない人が短時間睡眠に慣らしても、睡眠のサイクルが変わるわけではないので、健康への影響が懸念されるのです。

もちろん睡眠時間を削って短時間睡眠を実践して充実した人生が送れるなら、それに越したことはありません。
とはいえリスクも高くみえる短時間睡眠、訓練したり、コツを覚えたりしてまで実践して得られる効果に価値はあるのでしょうか?

関連記事:あなたはどのタイプ?睡眠時間の個人差

短時間睡眠のメリットとデメリット

短時間睡眠 メリット デメリット

まずは短時間睡眠の効果やメリット、デメリットについて考えてみましょう。

短時間睡眠で得られる効果やメリット

短時間睡眠の効果やメリットとして一番に上げられるのが、やはり時間の有効活用です。

1日の睡眠時間を3~4時間にしたとしても、平均的な睡眠時間より3.5~4時間は他のことに時間を活用できる効果とメリットが得られます。
1日3.5時間を自由に使えるなら1週間で24時間強、要は、丸々1日分が勉強や趣味にあてられるのです。

これならビジネスや趣味の分野でも差がつくのは当然です。
ショートスリーパーに成功者が多いと言われる所以は、こういったところにあるようです。

短時間睡眠実戦のデメリット

短時間睡眠を実践することで時間が効果的に使えても、デメリットはないか心配です。

睡眠時間と死亡率の関係を調べた研究では、死亡率が最も低かったのは睡眠時間が7時間(6.5~7.4時間)の人でした。
それより長くても短くても、死亡率は上がります。

特に短時間睡眠を繰り返し、睡眠不足が重なると、心身の病気のリスクも上がります。
短時間睡眠は、健康リスクが高くなるデメリットとは切っても切れないようです。

メンタルにひびく短時間睡眠のデメリット

睡眠には、たくさんの働きがあります。
その働きを担うのがレム睡眠とノンレム睡眠と呼ばれる睡眠のサイクルです。

レム睡眠は身体を休めつつ、今日あった出来事などの脳の情報を整理したり、記憶したりする睡眠です。
ノンレム睡眠は、脳が完全に休んだ状態になって、再構築が行われている状態です。

特にノンレム睡眠は、1~4段階までの深さがあり、一晩で何度かもっとも深い状態の睡眠に入ることで心身の健康が保たれています。
2つの睡眠は1セットで90分がだいたいの目安で、一晩で5~6回ほど繰り返します。

短時間睡眠になると、ショートスリーパー特有の遺伝子を持たない限り、ノンレム睡眠も削られることになり、もっとも深い段階の睡眠が足りなくなります。
脳が休まる時間が短くなることでメンタル面への影響も大きく出て、睡眠不足によるうつを発症する場合もあります。

短時間睡眠は、心の健康を損なうデメリットを秘めているのです。

関連記事:睡眠不足はうつ病の原因になる?

美肌を損ねる短時間睡眠のデメリット

昼間の疲労や身体の機能を修復する働きは、ノンレム睡眠の間に分泌される成長ホルモンの役割の1つです。
子供の成長はもちろん、女性にとっては肌や髪を内側から美しく保つためには、欠かせない働きです。

この成長ホルモンが分泌されるのが、眠り始めから3時間くらいの間に訪れるノンレム睡眠のなかのもっとも深い段階のとき。

睡眠時間を削っても、3時間は寝ているのだからこの恩恵は受けられると思います。
しかし、睡眠は毎日規則正し衣生活を送ることで、質が上がっていく傾向もありますので、短時間睡眠が続いた場合、睡眠の質は逆にどんどん下がってしまいます。

そのため、最初の3時間のタイミングで睡眠が浅くなり、その効果が得られなくなってしまうことが多いのです。

成長期の子供や美肌を望む女性は、日々の睡眠を大切にすることが睡眠の効果を最大限に得る近道と言えます。

関連記事:睡眠不足は健康の大敵!成長ホルモンを十分に得る睡眠法

関連記事:睡眠のメカニズム「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」とは?

短時間睡眠の効果、メリットとデメリットまとめ

忙しい現代、短時間睡眠で時間を有効活用したいと考える人が増えています。
しかし、短時間睡眠には時間を有効活用できるというメリットがある分、健康面でのリスクもたくさんあります。

短時間睡眠で得られる効果とメリット、デメリットをもう一度振り返りましょう。

  • 短時間睡眠の最大の効果とメリットは時間を有効活用できること。1日3.5時間睡眠時間を削ると1週間でまる1日分の時間ができる
  • 睡眠時間別の死亡率を比べると、7時間睡眠の人がもっとも死亡率が低い研究結果がある
  • ショートスリーパーは、日本人の5~8%。特有の遺伝子を持っていて、睡眠サイクルが6時間以上の睡眠を必要としている人と異なると言われている
  • ショートスリーパー特有の遺伝子を持っていない人が訓練しても、ショートスリーパーなるのは難しい
  • 短時間睡眠に慣らしても、睡眠サイクルが変わらず、睡眠時間が減るだけなので、心身の健康への影響がデメリットとして考えられる
  • 短時間睡眠は、ノンレム睡眠のもっとも深い段階が削られることが多い
  • 短時間睡眠は成長ホルモンの分泌が不十分になって身体の機能の回復が難しい
  • 短時間睡眠は打つなどの心をの健康を損ねたり、肌が荒れたりするデメリットがある