ページトップボタン

不眠症改善にお酒と睡眠薬を同時に飲んだらどうなる?

不眠症改善にお酒と睡眠薬を同時に飲んだらどうなる?

寝つきが悪く、睡眠したくてもできない不眠症。

睡眠できないことが原因で、体調不良が起きたり、ストレスになることがあります。
この不眠症の症状を改善するために、睡眠薬を飲まれている方も少なくないと思います。

しかし、中には不眠症の改善のために、睡眠薬とお酒を一緒に飲まれている方も多くいらっしゃるとのことです。

よく不眠症の改善に使用されやすい「睡眠薬」と「お酒」。
今回は2つを一緒に飲むことで、効果はどうなるの?一緒に飲んでも平気なの?という疑問について、お話ししていきます。

不眠症の改善で使用される「お酒」と「睡眠薬」

お酒 睡眠薬 効果

日本には5人に1人が不眠症をはじめとした、何らかの睡眠障害に悩まされているといわれています。
この数値は世界的に見ても多い方で、日本は「不眠症大国」といっても過言ではありません。

そんな不眠症大国の日本では、不眠症の改善に「お酒」を飲まれる方が多いです。
お酒を飲むと、睡眠に重要な「リラックス効果」と「体温低下」が得られるので眠くなります。

この眠くなる効果を利用して、睡眠前にお酒を飲む行為は「寝酒」と呼ばれ、昔からやっている人も多く、海外では「ナイトキャップ」と呼ばれ、一時期流行しました。

しかし、寝酒の効果が薄まっていくと、お酒と睡眠薬を一緒に飲む方もいるそうです。

一般的に薬とお酒を飲む行為は、薬効に支障が出たり、体に悪いので絶対にやってはいけません。

睡眠薬とお酒はどうなのでしょうか?どのような症状が出てしまうのでしょうか?

お酒と睡眠薬を同時に飲むとどうなる?

睡眠薬の処方箋や説明書には、お酒と飲んではいけないと、しっかり記載されています。
なぜなら、お酒と睡眠薬を同時に摂取すると、薬理作用が倍になってしまうからです。

お酒を飲むとアルコールの効果により、脳の人を覚醒させる部分の働きを抑制するので眠くなりますが、睡眠薬の薬理作用はお酒と似ています。
そのため、「お酒」と睡眠薬」の2つを同時に飲むことで、脳を覚醒させる働きを抑えすぎてしまいます。

お酒と睡眠薬を飲むことで、薬理作用が強くなり、急激な眠気に襲われ、睡眠はしやすくなります。
しかし、脳の覚醒を抑制しすぎてしまったり、最悪の場合は呼吸が抑制され、命に関わる問題が起きます。

次は、2つを同時摂取することで出てしまう症状についてお話ししていきます。

お酒と睡眠薬の同時摂取はどんな症状が出るのか?

お酒と睡眠薬を同時に摂取すると、脳の覚醒させる機能が急激に抑えられるので、寝つきは良くなります。
しかし、薬理作用が倍になることで、下記のような症状や命の危険に関わる可能性があります。

お酒と睡眠薬の同時摂取したときの症状

  • アルコールの利尿作用によりトイレで起きた時にめまいや歩行困難になる
  • 睡眠薬の薬理作用が長引き脳が覚醒しにくく起きれない
  • 薬理作用が長引くことで昼間でも急激な眠気に襲われる
  • 幻覚や幻聴が聞こえる
  • 脳の機能が抑制されるので物忘れが起きやすくなる
  • 呼吸が抑制され呼吸困難になる

関連記事:寝る前のお酒は睡眠の質を上げる?寝酒の効果とは

絶対にやめよう!お酒と睡眠薬の同時摂取

お酒と睡眠薬を同時に摂取することは、大変危険なことがわかりました。
しかし、寝つきが良くなることから、お酒と睡眠薬の同時摂取は「結局やめた方がいいの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

例えばですが、睡眠の途中にトイレで起きて、幻覚などが見えたり、めまいが起きて、階段から落ちてしまう。
また、前日の夜にお酒と睡眠薬を同時に摂取し、次の日の車の運転中に急激な眠気に襲われ、寝てしまったらどうでしょうか?

睡眠薬をはじめ、薬はお酒と飲むことで、薬理作用に支障が出てしまったり、副作用が出やすくなるので、お酒と薬は一緒に飲んではいけません。
また、命の危険や、最悪、他人の命まで奪ってしまうことになりかねませんので、「お酒と睡眠薬の同時摂取は絶対にやめましょう!」

お酒と睡眠薬の同時摂取がいけないことがわかりましたが、「そもそもお酒って睡眠にどうなの?」「睡眠薬ってずっと飲んでても平気なの?」という疑問が出てきますよね。

次はその疑問についてお話ししていいきます。

そもそもお酒って不眠症改善に効果的なの?

お酒 効果

お酒は昔から「酒は百薬の長」と呼ばれ、適度なお酒はストレス発散効果などにより、体に良いとされています。

また、お酒を飲むことで、アルコールの効果により、リラックス効果や体温が低下し、眠くなるので、「寝酒」や「ナイトキャップ」といって、寝る前にお酒を飲む人も珍しくありませんよね。

一時期海外でも、ナイトキャップ(寝酒)と呼ばれ、度数の強いお酒を少し飲む安眠方法が流行り、よく映画のワンシーンでも使われたりしていました。
しかし、寝る前にお酒を飲むことは、逆に睡眠の質を下げることがわかっています。

お酒は睡眠の質を下げるだけ

寝る前にお酒を飲む「寝酒」がかえって睡眠の質を下げる原因は、大きく分けてこの3つです。

  • 夜中に目が覚めやすくなる
  • トイレが近くなり起きてしまう
  • 眠りが浅くなる

お酒を飲むことで摂取されるアルコールは、眠気を出すものの、3~5時間後には「アルデヒド」と呼ばれる有害物質に変わります。
このアルデヒドには、心拍数や体温を高める効果があります。

その結果、脳が覚醒してしまい、夜中に目が覚めやすくなったり、睡眠が浅くなってしまうのです。

また、アルコールには利尿作用があるので、夜中にトイレによって何度も目が覚めてしまいます。

さらに寝酒を続けると、肝臓の病気になったり、「アルコール依存性」の原因になるので寝酒は絶対にやめましょう。

関連記事:お酒とタバコは不眠の原因など睡眠への悪影響が多い!

睡眠薬の使用は医師の指導を受けてから

お酒はアルコールによる害や依存性が強く「アルコール依存症」として広く知られています。
実は睡眠薬にも依存性があることはご存知でしょうか?

特にベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、依存性が高いと知られています。

睡眠薬による悪影響もご紹介します。

睡眠薬の悪影響

  • 依存性が高く耐性が付きやすい
  • 気分の落ち込みや怒りっぽくなる
  • 睡眠薬を飲まないと離脱症状が起きる
  • 記憶障害になりやすくなる

不眠症の改善に睡眠薬を使用することは、全然悪いことではないですし、寝酒に比べれば効果的だといえます。
最近の睡眠薬は効き目が早く、すぐに眠りにつけますが、その反面、気を付けなくてはいけない点も多いです。

ドラッグストアなどでも、睡眠薬は比較的に手に入れやすいものですが、使用方法等は医師や薬剤師にしっかりと聞いたうえで、用法用量を守り使用しましょう。

お酒や睡眠薬を使わず不眠症を改善する方法

お酒はそもそも睡眠の改善には使えませんし、睡眠薬も依存性や副作用が怖いですよね。
そこで、この2つに頼らず、不眠症をはじめとした睡眠障害を改善する方法をご紹介します。

不眠症・睡眠障害改善に効果的な改善方法

  • 太陽の光を浴びる
  • 寝る前にスマホ・PC・テレビの使用を控える
  • 睡眠と起床時間を一定にさせる
  • 寝る前のタバコ・お酒は控える
  • 睡眠ホルモンの原料「トリプトファン」を含む食べ物を取る

不眠症や睡眠障害を根本から改善するには、生活習慣から変えていきましょう。

関連記事:現代社会が抱える不眠の原因と改善方法

関連記事:不眠症や睡眠の質を効果的に改善する食事とは?

不眠症改善にお酒と睡眠薬同時摂取まとめ

寝たくても睡眠できない不眠症。
私自身も長い間、不眠症に悩まされた経験があるので、辛さはよくわかります。

そんな不眠症の改善によく使われる「お酒」と「睡眠薬」についてお話ししましたが、2つを同時に摂取することは、大変危険なのでやめましょう。
最後に今回お話しした内容の重要なところを振り返り、皆様の睡眠にお役に立てたら幸いです。

  • お酒と睡眠薬の同時摂取は絶対にやめる
  • 寝酒は睡眠の質を下げる
  • 寝酒はアルコール依存症の可能性を高める
  • 睡眠薬は寝つきを良くする
  • 睡眠薬には依存性と副作用がある