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寝すぎで疲れる?睡眠疲労の不思議

寝すぎで疲れる?睡眠疲労の不思議

平日の睡眠不足と疲れの影響で、休日は目覚ましもかけずにたっぷり眠るのが楽しみ……という方は少なくありません。
でも、目覚めがスッキリ爽快かといったら、案外そうではないことの方が多いのではないでしょうか?

疲労を回復するはずの睡眠ですが、寝すぎることで寝疲れしてしまうことがあるんです。

疲労の原因は寝すぎ?過眠が引き起こす寝疲れ

寝疲れ 睡眠

大人の理想的な睡眠時間は、6~8時間と言われています。
でも、仕事や日々の家事・育児などに追われていると、そうそう理想の睡眠時間を追求して寝てはいられないというのが実情です。

そうした日々の寝不足を解消するのが休日の朝寝坊です。
今や寝不足は睡眠負債とも言われ、解消しないと体調への悪い影響が大きいと考えられています。
そこで、多くの人がせめて週末に睡眠負債を解消しておこうと考えるようになっているのです。

ところが、たっぷり睡眠をとって目覚めてみたら、起き上がれないような疲労感がどーんと身体を覆っていることがあります。

こうした疲労こそ、寝すぎが原因の寝疲れです。
これでは、せっかく寝たのに逆効果です。

次は、疲労につながる寝すぎや寝疲れについてご紹介します、

寝すぎが疲労を呼ぶ理由

寝疲れや睡眠疲労という言葉があるように、なぜ、寝すぎが疲労につながり、だるさなどの症状が出てしまうのでしょうか?

私たちの身体は、毎日だいたい同じ時間帯に起きたり寝たりすることで、一定のリズムを刻むように整っていきます。
また、脳がそのリズムを覚えることで、そのリズムをさらに刻みやすいように体内の機能を整えていきます。

ところが、寝すぎるとそうした身体のリズムが崩れてしまいます。
この身体のリズムの乱れが疲労感につながっていくのです。

身体のリズムを狂わす寝疲れ

過剰な睡眠は、身体のリズムを乱し、だるさや無気力感を生み出します。

寝すぎることで身体のリズムが乱れたうえに、寝すぎによる脳の休息状態がそのまま継続してしまいます。
その結果、休息モードが継続することでなかなか覚醒できずに、疲労を感じてしまうのです。

また、寝すぎて疲れるだけではなく、夢の見すぎや、夢の内容によって疲れてしまう、「夢疲れ」というものもあります。

関連記事:睡眠中に夢を見ると疲れる「夢疲れ」とは?

関連記事:なぜ悪夢を見てしまうのか?

寝すぎの頭痛は血管の拡張が原因

寝すぎは、疲れをとるどころか頭痛を引き起こすこともあります。

睡眠中は、副交感神経が優位になって脳と身体は休息モードに入ります。
そして、いつもの起床時間が近づくと覚醒モードに入ります。

ところが、寝すぎるとこうした自律神経の機能が妨げられ、バランスが乱れます。
その結果、血流のコントロールができなくなります。
こうして起こるのが寝すぎによる頭痛です。

寝すぎによる頭痛は、脳の血管が必要以上に拡張してしまうことで三叉神経を刺激して起こるのです。

また、季節を問わず睡眠中は、汗をかき、体内の水分が失われていきます。
寝すぎて長時間水分補給ができないと、軽い脱水状態になることがあります。
脱水状態もまた、頭痛を起こす原因になります。

関連記事:昼寝をすると頭痛になる?その原因は?

同じ姿勢で寝すぎると腰痛に

寝すぎによる疲労のなかには、腰痛などの身体の痛みも含まれます。

これは、同じ姿勢でベッドに横たわっているため腰に大きな負担がかかることで起こります。
実は、私たちが寝ている間、体重の40%が腰にかかっていると言われています。
それほどまでに腰への負担が大きいのです。

また、同じ姿勢で寝すぎると、腰ばかりではなく、首筋や肩回りなどが凝り固まってしまうこともあります。
こうして固まった身体は、血行不良を起こしてしまうのです。

寝すぎず疲労をとる上手な睡眠法

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寝すぎることは、返って疲労を起こしてしまうこともありますが、普段の寝不足は休日など時間があるときに上手に解消したいものです。
そうしないと睡眠負債が溜まる一方で、それはそれで生活習慣病などの原因ともなってしまいます。

つまり、睡眠負債は寝すぎず、睡眠疲労をしないように上手に返していかなければなりません。

睡眠疲労を避けるなら2時間以内

自律神経のバランスを崩さずに、いつもより長く寝るなら、2時間以内にとどめるのが上手な寝坊の仕方です。
毎日の覚醒サイクルに影響せず、寝不足が解消できます。

体内時計をオンして寝疲れを避ける

もしくは、一度いつもの時間に起きて朝日をしっかり浴びることです。
カーテンも開けて体内時計をしっかりオンにしてから、二度寝を楽しみます。

15時までの昼寝が寝すぎを防ぐ

もう一つ有効なのが、昼寝を上手に行うこと。
いつもの時間に起きても休日だとどこかのタイミングでうとうとと眠くなることもがあります。
そんな時は昼寝をしましょう。
15時までに起きておけば、夜の睡眠の妨げにはなりません。

関連記事:正しい昼寝の時間と得られる効果

寝すぎによる疲労、寝疲れとは?まとめ

いくら睡眠不足でも、リスクを知らずに寝すぎてしまうと疲労を起こしてしまい、寝疲れや睡眠疲労と呼ばれる状態に陥ってしまうことがわかりました。

その原因と対処法をまとめておきます。

  • 休日に日頃の睡眠不足を解消しようと寝すぎるとだるさや頭痛といった睡眠疲労の症状が起こることがある
  • 寝すぎによる疲労である寝疲れは、自律神経のリズムが崩れることで起こる
  • 自律神経のリズムが崩れると脳の血流のコントロールができずに頭痛が起こることがある
  • 寝ている間、腰には体重の40%の重さがかかっている
  • 同じ姿勢で長時間寝すぎると腰痛が悪化することがある
  • 同じ姿勢で長時間寝すぎると、身体が凝り固まって血行不良になる
  • 休日に睡眠負債を解消するには、寝坊は2時間以内にする
  • 休日に睡眠負債を解消するには、朝はいつもと同じ時間に起きて体内時計を動かしてから寝る
  • 休日は昼寝をして睡眠負債を解消する