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ジャンクスリープとは?

ジャンクスリープとは?

ジャンクスリープという言葉は聞いたことありませんか?

あまりなじみのある言葉ではないですが、ジャンクスリープは「ゴミのような睡眠」ともよばれ、健康面においてのリスクが高い睡眠です。

今回はそんなジャンクスリープとは何なの?というところから、ジャンクスリープが招く健康被害までお話ししていきます。

ジャンクスリープとは?

ジャンクリープとは

健康に良くないといわれる食べ物の一例として「ジャンクフード」があります。
睡眠にも「ジャンクスリープ」と呼ばれる、健康リスクを高める睡眠があります。

まず最初にジャンクスリープがどのような睡眠なのかをお話しします。
ジャンクスリープの明確な基準はありませんが、主に下記のような睡眠のことを指します。

ジャンクスリープと呼ばれる睡眠

  • テレビやパソコンをつけっぱなしで睡眠
  • 音楽を流しながら睡眠
  • 明るい照明をつけたまま睡眠
  • 寝室や寝具以外の床などで睡眠

このように睡眠に適さない、光や音などの刺激がある環境で睡眠することで起きる、質の低い眠りのことを「ジャンクスリープ」と呼びます。

真っ暗で眠るのが嫌な方や、ついついテレビやパソコンをやりながら寝落ちしてしまう…など、ジャンクスリープをしてしまう理由は様々だと思います。
ではなぜジャンクスリープは、体に悪いといわれているのでしょうか?

ジャンクスリープが体に悪い原因

ジャンクスリープが体に悪いといわれる理由は、大きく分けて「副交感神経の乱れ」と「睡眠が浅くなる」の2つです。

ジャンクスリープによる悪影響①「副交感神経の乱れ」

睡眠に深く関係している神経「副交感神経」とは自律神経の1種です。

人間には、自分の意志とは関係なく、脳や体の機能を24時間コントロールしていて、睡眠に深く関係している「自律神経」というものがあります。
この自律神経は、「昼モード」と「夜モード」の2種類の神経があります。

自律神経の2種類のモード

  • 昼モード「交感神経」:昼間や活動しているときに活発になる神経で、交感神経が働くと心と体が興奮状態になります。
  • 夜モード「副交感神経」:夜間やリラックスしているとき、睡眠中に働く神経で、副交感神経が優位に働くことで心身共に休んでいる状態になります。

このように睡眠する前や睡眠中は、副交感神経が優位に働くことで、私たちは心身ともに休息できる睡眠ができます。
しかし、ジャンクスリープによって睡眠中に光や音などによる外部からの刺激があると、副交感神経が働かず、睡眠の質が低下し、脳や体の休息が十分にできません。

関連記事:自律神経の乱れが寝つきが悪いなどの不眠の原因に

ジャンクスリープによる悪影響②「睡眠が浅くなる」

つけっぱなしのテレビや音楽の光や音により、睡眠しているようでも、実は脳が起きてしまっています。
そのため、脳が起きている状態では、深い睡眠に入れず、眠りが浅くなりやすくなります。

眠りが浅くなることで、夢を見る回数が増えたり、途中で起きるなど熟睡することができません。
また、眠りが浅くなると、脳が休めないので脳は疲労回復できず、細胞組織を修復する成長ホルモンの分泌が減ってしまいます。

ジャンクスリープでは、いくら寝ても疲労回復が行えず、疲れが取れないので、睡眠不足と同じようになります。
睡眠不足による健康リスクの悪影響は、私たちが思っている以上に大きいものです。

また、近年は大人だけじゃなく、子供のジャンクスリープも問題視され始めています。

関連記事:睡眠中に夢を見ると疲れる「夢疲れ」とは?

関連記事:悪影響が多い睡眠不足!リスクの高い健康被害が続出

最近は子供にも多くみられる「ジャンクスリープ」

近年では大人だけじゃなく、子供にも多くみられるジャンクスリープ。
その原因となっているのが、ゲームやスマホの普及だといわれています。

自分の部屋にテレビゲームやスマホがあるご家庭が増えた一方で、熱中しすぎて睡眠不足やジャンクスリープになっている子供が増えています。
イギリスの睡眠に関する団体「Sleep Council」による、12~16歳の子供1000人を対象にした調査では、以下のようなことがわかっています。

学校がある前夜に十分な睡眠(8~9時間睡眠)をとっていない子が多くみられ、30%の子供たちが4~7時間睡眠だと答えたといいます。
さらに23%の子供たちは、週に1回以上、音楽を聴いたり、テレビを見ながら眠る、要はジャンクスリープをしていることがわかりました。

しかし、日本でも大人の睡眠不足だけではなく、子供の睡眠不足も増加しています。
2010年に世界17か国の子供(3歳以下)を対象に行われた調査では、なんと日本が最も睡眠時間が短いことがわかっています。

イギリスの睡眠専門家クリス・イディコースキー氏はジャンクスリープを、憂慮すべきトレンドだとし、「脳に学校での活動に必要な休息を与えるのには十分な長さも質もない」といっています。

そのため、ジャンクスリープでは「集中力が続かない」「落ち着きがない」など授業に影響が出てしまいます。

もしお子様がいらっしゃる方は、大人が率先して睡眠したり、一緒に寝てあげるなど、睡眠のお手本を見せてあげることが重要です。
お子様の成長とともに、推奨睡眠時間も変化していくので気をつけましょう。

関連記事:あなたも見つけよう!自分の理想の睡眠時間は?

ジャンクスリープまとめ

ジャンクスリープ(Junk sleep)の、ジャンク(Junk)は、役に立たない・ガラクタの意味を持っています。
そのため、ジャンクスリープとは簡単に説明すると、役に立たない睡眠だということです。

役に立たない睡眠、ジャンクスリープを何時間とっても、意味はないということがわかったかと思います。
今現在、ジャンクスリープの方は、睡眠に適した環境で、質の高い睡眠を取りましょう。

最後にもう一度ジャンクスリープについての要点を振り返りましょう。

  • ジャンクスリープとは光や音などの刺激のある場所で寝る質の低い睡眠
  • ジャンクスリープでは副交感神経が乱れやすく睡眠の質が低い
  • ジャンクスリープでは眠りが浅くなり睡眠の役割が果たせない
  • ジャンクスリープは何時間寝ても疲労回復ができにくい
  • 近年では子供にも多くジャンクスリープは見れらている