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睡眠の質に影響する寝具のチカラ

睡眠の質に影響する寝具のチカラ

今や、心身の健康のカギを握る重要な要素として注目を集めるようになった睡眠。
しかし、ただ眠ればいいというものではありません。
適切なタイミングや眠りの深さ、取り巻く環境といった条件を整えて睡眠の質を上げることでより良い健康効果が期待できるのです。

寝具で変わる睡眠の質!

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睡眠の質を上げる条件には、さまざまな要素があります。
そのなかでも直接身体を預けるのが寝具です。

寝具は、睡眠中、直接肌に触れ、その存在を感じることになります。
睡眠の質を左右する重要な要素といえます。

例えば、旅先の旅館やホテルの寝具が合わず、眠れなかった…なんて経験ありませんか?

意外と知られていませんが、睡眠はかなり繊細なものです。
そのため、ちょっとした温度や湿度の変化、枕の高さの違いなどで、眠れない!寝つきが悪いなんてことも…

今回は、睡眠の質を上げる寝具選びのポイントをご紹介します。

睡眠の質を上げる寝具選びとそのポイント

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起きたときに腰が痛かったり、首のコリを感じたり。
そんな症状を起こすのは、睡眠の質が低いことも理由の1つ。
寝具のせいかもしれません。

とはいえ、腰痛や首のコリなどの症状の犯人にされやすい寝具といえば枕ですが、実は枕のせいばかりとも言えないのです。
例えば、敷布団の硬さに問題があるとか、掛布団の嵩が高すぎるとか。
睡眠の質に関わる寝具として、敷布団・掛布団・枕について解説します!

敷布団選びはここをチェック

朝起きるたびに腰痛を感じるということは、睡眠の質も低いと疑わざるを得ません。
そういう場合は、寝具のなかでも敷布団が合ってないのかもしれません。

仰向け寝で背骨のS字をキープ

寝具のなかでも敷布団に求められる機能は、何よりも身体を支えること。
睡眠の質の根幹を支えるとも言えます。
大切なのは、背中のS字カーブを正しく保持することなのです。

私たちの身体は、自然に立った状態では背骨が緩やかなS字カーブを描きます。
仰向けの場合は睡眠のときも、この姿勢を保つのが理想です。

一番重い腰の部分だけが落ち込むような敷布団では、背骨がS字を描けません。
そのため適度な硬さがが必要といわれているのです。

横向き寝は背骨を真っ直ぐ

仰向けに次いで多いのが横向きで寝る人です。
また、仰向けで眠りについても寝返りを打つことで横向きになることも多くあります。
横向きに寝た際は、敷布団に肩や腰のデコボコを吸収してもらい、背骨を真っ直ぐになるのが理想です。

硬すぎる布団だと肩や腰が影響し、背骨が真っ直ぐになりません。
そうなると、肩こりなどが出やすくなります。

睡眠の質を上げる敷布団には適度なソフトさも必要なのです。

身体を均等に支え、寝返りを打ちやすく

適度な硬さが求められることを紹介しましたが、硬すぎると仰向けに寝たときに背骨がS字カーブを描くと曲線の頂点のみで身体を支えるような状態になる場合があります。
こうなると、腰などの出っ張った部分に荷重がかかり、その部分の血流がピンポイントで悪くなります。
寝返りは、血流が悪くなるのを防ぐために打つのですが、寝返りも過剰になると睡眠の浅い状態が長く続くことになります。

こうした状態を防ぐために敷布団には、背骨をS字に保ちつつ、体圧を分散して身体全体を支える機能も求められます。
また、寝返りをスムーズに打つのに必要なのが適度な反発力。

睡眠の質を上げる敷布団には、体圧を分散するフィット感と同時に、寝返りの打ちやすい反発力も求められるのです。

関連記事:快適睡眠に効果!一番いい睡眠中の姿勢はこれ!

汗を吸放湿して熱は逃さず保温する

夏はもちろん、冬でも私たちは睡眠中に平均500ccの水分を放出しています。
特に夏場は、汗もかき、水分の放出が多くなります。
敷布団は、これらの水分を素早く吸収するのに加え、湿気を発散する働きにも優れている必要があります。

また、熱を逃がさない保温力も必要です。
特に冬は、寒さをしのぐために掛布団を増やしがちですが、保温力を高めるには敷布団を増やすほうが効果的です。
温かさを保ってこそ、睡眠の質も高められるのです。

掛布団選びはここをチェック

掛布団もまた寝心地を左右、睡眠の質に深く関わる寝具です。
とはいえ、綿の重い布団の方が安心感があるとか、羽毛のような軽いものの方が寝心地が良いとか、好みはいろいろ分かれるようです。

温まった空気を逃がさない保温力が必須

四季のある日本では、季節によって掛ける寝具を選びます。
夏の暑い時期は、身体を冷えから守りつつ、汗をかいても洗濯のしやすいタオルケットやガーゼケットなどの寝具類がおすすめです。
冷房をかけている場合は、ガーゼの肌掛けといった寝具を用意しておくと冷えすぎず、快適に睡眠時間が過ごせ、睡眠の質が高まります。

秋から冬、春の時期は気温に応じて掛布団を使用します。
こうした寝具に求められるのは、温まった空気を逃さない保温力です。
羽毛や綿など好みは分かれますが、あまりにもボリュームがあると身体にフィットせず、温まった空気が逃げてしまう可能性があります。

適度な嵩の掛布団を選ぶことが睡眠の質につながります。

汗を吸放湿する湿度調節機能

敷布団と同様に掛布団も汗を素早く吸収すると同時に、水分を放出する機能も求められます。
私たちは、布団のなかが湿度50%を超えると不快感を感じます。
しかし、急激に汗をかくと布団のなかの湿度が80%を超えることもあるのです。

快適な湿度を保つのは、布団のなかに使われている素材です。羽毛や羊毛、シルクなどは吸湿発散性に優れています。
日本で古くから使われてきた綿は、吸湿性はバツグンですが、発散性でやや劣ります。
そのため頻繁に日光や風にあてる必要があるのです。

睡眠の質を上げる寝具選びは、好みの他、布団の手入れを頻繁に行えるのかといった生活スタイルも考える必要があります。

関連記事:快適睡眠を導く寝室の理想の温度と湿度

寝がえりの打ちやすい軽さ

寝がえりの打ちやすさという点で敷布団には適度な反発力が求められましたが、掛布団には軽さが求められます。
あまりに重い布団は、寝返りを阻んでしまうのです。

寝がえりの打ちやすさも睡眠の質に深く関わっているのです。

枕選びはここをチェック

寝具のなかでも枕は、もっともこだわる人が多く、睡眠の質にも深く関わるアイテムです。

首を支える枕の役割

枕は頭を乗せるイメージが強いアイテムですが、実は背骨が描くS字カーブの頂点である首を支えるのが枕本来の役割です。
ここでしっかり支えないと首や肩のコリが発生したり、仕事で生じた肩コリがいつまでも治らなかったりします。

ポイントは高さ・縦幅・横幅

枕選びで最も大切なのは、高さです。
その高さは、身体の大きさやカーブの角度で人それぞれ変わりますが、平均して女性で2.5~3cm、男性で3~4cm、身体の大きな人で5cmといわれています。

横幅は、寝返りを打つ範囲分だけ必要です。
中央に寝て、左右に寝返りする幅、頭3個分で60cm以上あれば、余裕があるはずです。

縦幅は、頭の大きさプラス余裕があると首がしっかり支えられます。
40cmが目安となります。

枕の役割を理解し、自分の体に合った高さの枕を選ぶことが睡眠の質を上げるポイントとなります。

関連記事:睡眠の質を高めたいなら枕を変えよう

関連記事:リラックスできる睡眠環境を整えると睡眠の質がUP

睡眠の質は寝具で変わるのか?まとめ

寝具は、もっとも長い時間付き合うアイテムであり、もっとも好みが分かれるものでもあります。
ですから選ぶポイントをクリアしながらも、自分の好みの寝心地を演出してくれる素材も気になるところです。
購入する際には、何度か試して自分の好みに合ったものを選ぶことが睡眠の質を上げ、ひいては健康維持にもつながるのです。

  • 寝具は睡眠の質に関わる大切なもの
  • 敷布団は適度な硬さ・フィット感・反発力が必要
  • 敷布団や掛布団には保温力と吸放湿性が求められる
  • 掛布団の保温力は、フィット感にも表れる
  • 枕選びは、高さ・横幅・縦幅の3つのポイントが大切