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長時間睡眠の原因と改善法

長時間睡眠の原因と改善法

休日になるとどうしても長く眠ってしまうという方は、とても多いようです。
平日は寝不足気味だから当然という意見もありますが、もしかしたら何か病気が原因かも?という不安もつきまといます。

長時間睡眠をとるのには、どんな理由があるのか確認してみましょう。

長い眠りが必要?長時間睡眠の原因

長時間睡眠 原因

休日はいつもお昼過ぎまで寝てしまう……せっかくの休みが眠って終わってしまうようでは、なんだかむなしくなってしまいます。
なんとかもう少し早く起きて活動的に過ごしたいと思っても、起きられないのはなぜなのでしょうか?

特に長時間睡眠をとっても疲れが抜けなかったりすると、心配です。
長時間睡眠は身体の機能的な問題なのか、病気が原因なのか、どう見極めていけばいいのでしょうか?

長時間睡眠が必要なロングスリーパー

時間を有効に活用しようと思うとどうしても睡眠時間を削りがちです。
そんな風潮にもてはやされたのがショートスリーパー。
定義としては6時間以下の睡眠時間で活動的に過ごせる人たちのこと。
明石家さんまさんや上戸彩さんなどが、2~3時間しか眠らない有名人の代表例ですね。

こういう人がいれば、極端に長く眠る必要がある人もいるのです。
9時間以上の睡眠が必要な人をロングスリーパーと呼びます。
定義としては9時間以上となっていますが、ロングスリーパーの代表例として挙げられるアインシュタインは10時間以上の長時間睡眠をとり、起こされないように寝室にカギをかけたいう逸話も残されています。
最近では、白鵬関が有名で、昼寝も合わせると16時間の長時間睡眠をとることもあるそうです。

とはいえ、こうした特殊な睡眠時間の人は、それぞれ人口の1割にも満たない割合です、どちらも身体の特性といえるものです。
あなたの長時間睡眠の原因は、ロングスリーパーとしての特性によるものといえそうでしょうか?

ショートスリーパーとロングスリーパーの違いは何?

慢性的な睡眠不足が長時間睡眠の原因

休みの日に長時間睡眠をとる方のなかには、平日は3~6時間といったショートスリーパー的な睡眠時間で過ごしている方もいます。
しかし、あなたが本当にショートスリーパーであれば、休日に長時間睡眠をとる必要性はありません。
つまりショートスリーパーではないあなたが休日に長時間睡眠をとる原因は、慢性的な睡眠不足を解消するための可能性もあるというわけです。

日本人の8~9割の人は、バリュアブルスリーパーといって6~9時間の睡眠を必要としています。
こうした人が3~6時間の睡眠で過ごすと、毎日睡眠不足が積み重なっていきます。
この睡眠不足は負債として溜まり、どこかで返済しなければならなくなります。
その返済が休日の長時間睡眠で行われているのです。

あなたの長時間睡眠の原因は、日ごろ積み重なった睡眠負債の返済のためなのかもしれません。

病気が原因の長時間睡眠

日本人の5人に1人が睡眠について問題を抱える睡眠障害で悩んでいるといわれています。

睡眠障害というと、寝つきが悪いとか夜中に目が覚める、朝早く目が覚めて眠れないというように不眠傾向の症状ばかりがイメージされます。
しかし、実は長時間睡眠などの過眠も睡眠障害の1種です。

つまり、長時間睡眠の原因は、病気の場合もあるのです。

ナルコレプシーが原因の長時間睡眠

過眠症としてもっとも有名な病気の1つがナルコレプシーです。
夜、睡眠時間も睡眠の質も十分なはずなのに昼間も耐えられないほどの眠気が生じ、起きていられない症状が出ます。

昼間は10~30分ほどの短い居眠りを繰り返し、結果的に長時間睡眠となって日常生活に支障をきたします。
また、眠りに入るときに現実感のある夢を見たり、金縛りのような状態になる症状が表れる場合もあります。

いきなり寝てしまう病気!ナルコレプシーの症状と原因

うつの睡眠障害が原因の長時間睡眠

睡眠害はメンタルヘルスととても深い関係にあります。
特にうつは睡眠障害を伴うものが多く、不眠よりも過眠傾向の症状が出ることが多いようです。

寝ても寝ても眠いといった長時間睡眠の傾向があって、気分の落ち込みも感じる場合は、うつが原因の長時間睡眠かもしれません。

長時間睡眠を改善したい!

長時間睡眠 改善

長時間睡眠をとってしまう原因について、確認しました。
こうした例は、改善できるのでしょうか?
原因ごとに改善策を探ってみましょう。

ロングスリーパーは改善できる?!

ロングスリーパーは、身体の特性や機能的な問題が原因です。
必要な睡眠時間は人それぞれで、必要な睡眠時間がたまたま長かったのがロングスリーパーです。

どうしてロングスリーパーになるのか、その原因自体はわかっていませんが、体内時計にまつわる機能の問題という仮説が有力なようです。

ロングスリーパーは、身体の特性ですから改善は難しいといえます。
ただし、睡眠の質がやや悪いことはわかっているので、睡眠の質を上げることで睡眠時間を短くすることはできるかもしれません。

生活習慣を整えて長時間睡眠を改善

ロングスリーパーを含めて、長時間睡眠を改善する策の1つとして、睡眠の質を上げるために生活習慣を整える方法があります。
この改善策は、慢性的な睡眠不足やうつ症状にも効果が期待できます。

慢性的な睡眠不足を解消

慢性的な睡眠不足が原因の長時間睡眠を改善するには、平日の睡眠時間を確保することが何よりです。
そのためには生活習慣を整える必要があります。

まずは睡眠を削る原因となっている行動の整理をしましょう。
残業で帰れないという方は、もしかしたら日々の睡眠不足のせいで仕事のパフォーマンスが落ちて、1日でできるはずの仕事が残業に回ってしまっているのかもしれません。

睡眠不足は、生産効率にも大きな影響があるのです。
思い切って一度、残業をせずに帰宅し、自分の生活サイクルを見直してみるのもおすすめです。

趣味や勉強に時間をとられている場合は、短時間で効率的にできるように見直して、休日に長時間睡眠にあてていた時間を活用するようにします。
睡眠は記憶の定着などの役割も担っているので、きちんと睡眠時間をとる方が勉強も捗るかもしれません。

生活習慣を整えるとうつにも改善効果が?!

うつと睡眠障害はどちらが先といえないような関係にあります。
運動を取り入れたり、睡眠の時間を決めるなど、生活のリズムを整えるとうつを改善する効果も期待できます。

特に運動をして身体が疲労したり、朝、決まった時間に起きて朝日を浴びたりして体内時計を整えることで自然と生活習慣が整います。
毎日決まった時間に起きたり、床についたりするのはうつにも、睡眠障害にも良い影響が期待できます。

生活習慣を整えるのは、さまざまな効果が期待できる改善策の1つです。

病気が原因の長時間睡眠の改善法は?

ナルコレプシーを改善するための治療法は、まだ確立されていません。
とはいえ、ナルコレプシーを疑ったら、まずは専門の医療機関を受診して診断をうけましょう。

うつや睡眠時無呼吸症候群を併発している場合もあるので、併発している病気の治療をすることで改善できる場合もあります。

自分でできる改善策は、生活習慣を整えること。
なるべく質の良い睡眠を夜間にとることで、昼間の眠気を抑えます。

原因は異なっても、生活習慣を整えることで睡眠に良い影響が期待できるのです。

寝ても寝ても寝足りない!過眠症の原因と改善方法

長時間睡眠の原因と改善法まとめ

長時間睡眠をとらずにいられない同じような症状の場合でも、原因は異なることが多いものです。
原因と改善策を確認しておきましょう。

  • 身体の特性的に9時間以上の長時間睡眠を必要とする人たちをロングスリーパーと呼ぶ
  • ロングスリーパーの有名人にはアインシュタインや白鵬関がいる
  • 休日に長時間睡眠をとらずにいられない場合、睡眠負債が溜まっていることが原因の場合がある
  • 長時間睡眠が必要な人には、うつなど心の病気の場合もある
  • 長時間睡眠が必要な人には、ナルコレプシーといった過眠症の場合もある
  • 生活習慣を整えるのは、さまざまな原因で起こる長時間睡眠を改善することが期待できる