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布団はダニの住処!寝具のダニ対策を考えよう

布団はダニの住処!寝具のダニ対策を考えよう

梅雨など湿度が高い時期は、布団などの寝具が心配。
なぜって、ダニとかカビとか、できれば近づきたくないものが元気になる時期だから。

特にダニは、目に見えないのに種類によっては感染症を媒介したり、刺さない種類でも死骸がアレルギーの原因になったりと、さまざまな悪さをします。

できればこうしたダニの被害は避けたいものです。

キケン!布団はダニの住処?

ダニ 布団

人がいるところにダニがいる、と言っても過言でもないほど私たちの生活とダニは、残念なことに切っても切れない縁で結ばれています。

ダニの種類は、世界中で現在発見されているものを数えると5万種類ほど。
日本では、15~20種類が見られますが、住宅内に入ってきて身近に存在するダニは4種類ほどです。

なかでも、布団に住み着くダニの9割がチリダニいう種類です。
これに加えてツメダニ、イエダニ、コナダニといった種類に警戒が必要です。

ダニは布団が大好き!

ダニは、家中の様々な場所に生息していますが、なかでも寝具は格好の住処。
なぜなら布団には、ダニが好む条件がそろっているからです。

ダニが繁殖する条件

  • 温度:20~30度
  • 湿度:60~80%
  • エサ:人間のアカやふけ、皮膚、食べかす、etc.
  • 条件:生息場所がある、産卵場所がある

毎日、1日の1/3の時間を過ごす布団は、ほどよい温度と、一晩にコップ一杯ほどかく汗によって程よい湿度が保たれています。
しかも、布団にくるまって肌を密着させて眠っているわけですからアカやふけといったダニにとってのエサもたっぷり。
厚みも広さもある布団は、逃げ場所も隠れ場所もたくさんあるというわけです。

布団には、10万~数百万匹が潜んでいるといわれています。

ダニが寝具にいるとなぜダメなのか?

ダニ 布団 寝具

ダニは、梅雨から夏にかけて大量に発生します。
繁殖により良い条件が揃うからです。

  • 温度:25~30度
  • 湿度:70~80%

また最近の住宅は、冬でも温度を維持できるような構造になっているため、冬でもダニが減らないご家庭もあるのです。

目に見えなくてもなんとなくイヤな感じが漂うダニ。
どんな悪さをするのか、具体的に確認していきましょう。

ダニが身体に及ぼす影響は?

ダニが及ぼす被害で種類を分けてみます。

  • 直接は無害なタイプ:チリダニ、コナダニ
  • 刺すタイプ:ツメダニ
  • 吸血タイプ:イエダニ
  • 人に寄生するタイプ:ヒゼンダニ、ニキビダニ

もっとも身近なチリダニは、直接的には害がないタイプのダニなのです。
ではなぜ、これほどまでに嫌われるのでしょうか?

ダニはアレルギーの原因に

チリダニが目の敵にされるのは、アレルギーの原因になるからです。
チリダニは布団に生息し、フンや死骸を残しますが、これらがアレルギーを引き起こしているのです。
例えば、気管支ぜんそくや鼻炎、結膜炎、アトピーなど。
花粉症などでアレルゲンを検査する際、ハウスダストなども対象項目にありますが、ダニはハウスダストの一部と数えられています。

アレルギーの苦しさはダニも原因となっていたのですね。

アナフィラキシーショックもダニが原因に

アレルギー症状のなかでもっとも重い症状がアナフィラキシーショックです。
これは、アレルギーの原因となっている食べ物などを間違って食べてしまった場合などに起こるアレルギー症状です。
血圧の低下や意識障害など全身に症状が表れ、命を脅かす状態に陥る危険性もあります。

コナダニは、キッチンに置いてある開封済みのホットケーキミックスやお好み焼きの粉などに繁殖することがあり、これを食べたことでアナフィラキシーショックを起こした例が国内外で数多く報告されているのです。
ダニが繁殖するのは、動物性タンパク質を含んだミックス粉となります。

ダニアレルギー、ハウスダストのアレルギーを持っている場合は、特に注意が必要です。

関連記事:春夏秋冬の睡眠時間の違いと睡眠方法のコツ

減らしたら増やさないダニ対策

ダニ 寝具 対策

私たちが生きている以上、ダニは布団に存在します。
ですから、できるだけ減らし、減らしたら増やさないように対策することが大切です。

対策法をチェックしてみましょう。

天日干しプラス掃除機で対策

寝具からダニを減らす対策として誰もが効果的と考えているのが天日干しです。
ところが、紫外線でダニが死滅することはないので、期待するほどダニ駆除の効果は期待できないのです。

とはいえ、湿度を下げることができるので、湿度が高い環境が好きなダニの活動を抑えたり、繁殖を低下する効果は期待できます。

天日干しのときのNG行為

寝具を天日干ししたとき、誰もがやりがちなのが布団をたたく行為。
布団たたきがあるんですから、やりたくなりますよね。
でも、これはNGです。

まず生きているダニは、布団が叩かれたことに驚いて、布団の奥深くに隠れてしまいます。
ダニの手は、布団の繊維をつかみやすい構造をしているのです。

また、アレルゲンとなるダニのフンや死骸、抜け殻などは、布団をたたくことで細かく砕かれ、布団の表面に上がってきます。
まさに吸い込みやすい状態になるのです。

しかも布団をたたくと中綿やカバーは傷んでしまいます。
まったく良いことはないのです。

仕上げの掃除機でアレルギー対策

天日干しした後に限らず、布団に掃除機をかけるのは、アレルギーの原因であるダニの死骸やフンを取り除く効果が期待できる対策です。
生きたダニを減らす対策とはなりませんが、こまめに掃除機をかけることは、寝具の手入れの1つに加えておきたい作業です。

真夏の車中でダニ対策

ダニは、50度以上で死滅するといわれています。
時間的には20~30分、できれば1時間ほど温度を保ちたいところです。

これを実現する環境が夏の昼間の車中です。
密閉した車中は温度が50度を超え、ダッシュボード付近は70度以上になります。

JAFユーザーテスト 車中温度/夏

ダニを死滅させる対策として、夏の車中は最高の条件がそろっているのです。

車内でダニ対策、仕上げの掃除を念入りに

車中でダニ対策をするには、早めの時間帯から車を密閉して温め(?)、布団を入れたら表裏両面各1時間ずつを表にしてダニの追い出し作戦を決行します。

また、忘れてはいけないのが対策後の車内の清掃です。
布団から逃げ出したダニが車中に残ってしまい、車のシートなどに潜んでしまったら、元の木阿弥だからです。

車中で布団からダニを追い出したら、車中の清掃を念入りに行うか、布団自体をビニール袋などに入れてダニが生きたまま逃げ出さないようにします。
もちろん、車中での対策後は、布団自体の掃除機掛けもしっかり念入りに行いましょう。

丸洗い対策はコインランドリーで

ダニ対策として布団の丸洗いが効果的では?と考える方も多いでしょう。
しかし、ダニは水には強く、また繊維の奥につかまっているため、洗っても追い出すことはできません。

しかし、コインランドリーにある大型の乾燥機は、温度が55度以上になるのでダニ対策として効果が期待できます!
敷布団や掛布団など厚手も布団も含めて寝具を丸々洗って乾燥させられるのも魅力です。

布団は毎日使うものですから、丸洗いすれば清潔感も違います。
定期的にコインランドリーでの洗濯&乾燥は、ダニ対策以上のメリットがありそうですね。

ほかにもあるダニ対策

寝具のダニ対策として、他にも効果的なものはあるのでしょうか?

自宅で手軽にできるものとしては、布団乾燥機があります。
ダニ駆除の機能が付いたものもあるので、こまめに利用するのがおすすめです。

冬場なら、ホットカーペットも同様の効果が期待できます。

また、駆除剤などをスプレーする方法もあります。
しかしこうしたものの利用は、寝具だけに身体への影響が心配になります。
特に小さな子どもが寝る寝具に、虫とはいえ殺虫効果があるものを振りまくのは心配です。

こうした方には、ダニ捕りのシートやマットがおすすめです。
寝具に挟むなど、使い方もカンタン。
効果の持続が3カ月ほどで、1枚ずつの値段がさほど安くないところが気になりますが、身体への影響も心配ないことを考えると、アレルギーになるよりも安上がりかもしれません。

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気になる寝具のダニ対策まとめ

梅雨が目の前に迫ってくるときになるのが寝具のダニ。
夏が終わるまで大繁殖期に突入します。
ここでは、寝具に住みつくダニの種類をはじめ、ダニ対策を確認しておきましょう。

  • ダニは何万種類もいるが、身近にいるのは4種類ほど
  • 人間の生活圏にダニの繁殖の条件が揃っているので、人間が生きている以上、ダニとは切っても切れない縁でつながっている
  • ダニには、人間に直接は害を与えないが死骸やフンがアレルゲンとなるタイプ、刺すタイプ、吸血タイプ、寄生タイプがいる
  • 寝具に住みつくダニは、人間に直接は害を与えないが死骸やフンがアレルゲンとなるタイプのチリダニが9割を占めている
  • コナダニはミックス粉に繁殖して、アナフィラキシーショックを起こすことがある
  • ダニを減らすには天日干しはあまり効果がない
  • 寝具についたダニの手入れとして掃除機は有効
  • 寝具に住んでいるダニを追い出すのに夏の車中を利用するのは効果的。ただし、その後の車中と布団の手入れは念入りにする必要がある
  • 布団の丸洗いはダニを死滅させる効果はないが、乾燥機にかけるのは有効。コインランドリーには、敷布団や掛布団など分厚い寝具に対応した大型乾燥機が用意されているところもある
  • 布団乾燥機は自宅で手軽にダニ対策ができる
  • ホットカーペットも布団乾燥機と似た効果が得られる
  • 寝具に挟み込むダニ捕りシートなどもある