ページトップボタン

寝る前の一服が不眠の原因に?タバコと睡眠の関係とは

寝る前の一服が不眠の原因に?タバコと睡眠の関係とは

リラックスしたいときや気分転換をするのに、タバコを吸われる方も多いかと思います。

タバコを吸うと、リラックスできるので、寝る前の一服が良いと思って習慣化している方いませんか?
実はタバコは睡眠にとって、悪影響があることがわかっています。

今回はなぜタバコが睡眠に影響するのかなどをお話ししていきます。

タバコが睡眠になぜ悪影響なのか?

タバコ 睡眠 悪影響

タバコには約200種類近くの有害物質が含まれているといわれていて、近年では喫煙所の減少や多くの施設でも禁煙や分煙をするところが増えました。

特に睡眠に強く影響するといわれているタバコの物質は「ニコチン」です。
タバコを吸わない方もニコチンという言葉は聞いたことがあると思いますが、このニコチンがどのように影響するのでしょうか?

まずはニコチンの特徴から説明します。

睡眠に影響するニコチンとは?

タバコに含まれているニコチンとは、有害物質の一つであり、かつては害虫駆除などにも使われていたといいます。

このニコチンは血管を収縮させ血行を阻害し、肌荒れ・動脈硬化・腎臓病・心臓や血管への悪影響などの原因になるといわれています。

ではなぜ?ニコチンや有害物質が多いことがわかっているのに、タバコを吸う人は禁煙が難しいのでしょうか?

なぜタバコはやめられない?ニコチンの効果と依存性

ニコチンはタバコを吸うことで、肺から数秒で全身に回り、脳内の快楽のある場所に作用します。
そのためタバコを吸うことで、喫煙者に心地よさやリラックス効果をもたらすといわれています。

しかし、ニコチンの怖いところは有害物質であるにも関わらず、強い依存性があることです。

よくタバコを吸う人に見られる行動ですが、会議中や長距離移動でタバコが吸えないと、集中力が切れたりイライラしたりしますよね?
あの行動は血中のニコチン濃度が減ることにより、脳がニコチンを摂取するように指令を出しますが、摂取できないことからきているといわれています。

タバコを吸う人の脳は、ニコチンを吸うことで活性化するようになってしまい、脳がニコチンを求めるようになってしまいます。

その結果、ニコチンの依存性によりタバコをやめられず、ニコチン以外の有害物質や発がん性物質も吸い続けることになります。

次はニコチンが睡眠にどのように悪影響なのかをお話しします。

ニコチンがなぜ睡眠に悪影響?

タバコの有害物質の代表格「ニコチン」
ニコチンの有毒性や依存性はお話ししましたが、ニコチンは睡眠にも悪影響をもたらします。

コーヒーや栄養ドリンクは「カフェイン」による覚醒作用で眠気覚ましによく使われますが、ニコチンはこのカフェインより覚醒作用が強いといわれています。

タバコを吸うことでニコチンが入ると、リラックス効果や気分が落ち着きますが、そのあと覚醒作用が数時間続いてしまいます。

ニコチンは脳内を覚醒させるアドレナリンを分泌させるので、寝つきが悪くなる不眠や眠りが浅くなる原因になります。

また、忘年会シーズンや居酒屋に行くとタバコを吸いながらお酒を飲むこともありますよね?

タバコとお酒を一緒に摂取することで、さらに睡眠に悪影響を与えてしまいます。

タバコとお酒は睡眠にとって最悪の組み合わせ

お酒を飲むことで酔っぱらったり、リラックス効果をもたらすアルコールもタバコ同様、睡眠に支障をきたします。

アルコールは摂取したばかりは、眠気が出るので寝酒に飲む方なども多いと思います。
しかし、アルコールは中途覚醒を増やす作用により、眠りが浅くなったり、利尿作用により、夜中にトイレで目が覚めることが増えてしまうので、寝酒は睡眠の質を下げてしまいます。

これらのことから、タバコのニコチンとお酒のアルコールは睡眠にとって、最悪な組み合わせであることがわかります。

また、タバコを吸う人はお酒によるアルコールの摂取量が増えることで、タバコを吸う量が増えるといわれています。

次はタバコを吸うことで、睡眠に見られる症状をお話しします。

タバコの悪影響による睡眠の症状

不眠 睡眠 タバコ 喫煙

タバコを吸う人は、吸わない人に比べて、不眠を訴える人が3~5倍程度多いといわれています。
もし、タバコを吸っていて、現在下記のような症状がある人は、禁煙をしたり、寝る前の一服はやめた方が良いでしょう。

タバコが与える睡眠の悪影響①寝つきが悪く睡眠できない

睡眠をする前にタバコを吸うと、ニコチンによる覚醒作用で寝つきが悪くなります。
ニコチンはアドレナリンを分泌させるので、脳が興奮状態になり、睡眠には適さない状態になります。

タバコが与える睡眠の悪影響②眠りが浅くなる

ニコチンの覚醒作用は寝つきが悪くなるだけではなく、脳が覚醒することで睡眠が浅くなるといわれています。
睡眠が浅くなると、十分な睡眠時間を取っても、疲労回復がされにくく、次の日も疲れが残ったり、だるさの原因になります。

タバコが与える睡眠の悪影響③ニコチン依存で夜中に目を覚ます

血中のニコチン濃度が睡眠中に減ることによって、脳がニコチンを求めるので、目が覚めてしまいます。
そこで、またタバコを吸うことで寝つきが悪くなり…という悪循環になってしまいます。

十分な睡眠の効果を得るには寝る前の一服は控える

タバコは健康だけじゃなく、睡眠にも悪影響があります。
不眠症や睡眠が浅くなると、疲労感が残ったり、集中力の欠如で仕事でもミスが増えたりする原因になります。

タバコによって不眠が起きている場合は、禁煙することが一番の改善策です。

しかし、禁煙をするのが一番良い改善策とはいっても、タバコは嗜好品なので愛煙家も多く、禁煙はなかなか難しい方もいると思います。
もし禁煙が難しい方は、最低でも睡眠をする2時間前までにはタバコを吸うのを済ませたほうが良いといわれています。

「寝る前の一服」は睡眠に影響がありますし、火の消し忘れによる、火災のもとになると危険ですので控えましょう。

タバコと睡眠の関係まとめ

いかがでしたでしょうか。

タバコが原因で不眠や睡眠が浅くなることがわかりました。

ここでもう一度タバコがなぜ睡眠の質を下げるか、振り返りをしましょう。

  • タバコの有害物質の一つニコチンには覚醒作用がある
  • 喫煙を続けることで睡眠中も脳がニコチンを求める

現在、喫煙されていて睡眠に悩まされている方は、禁煙できるようであればしましょう。
禁煙が厳しいなと感じる方は、タバコはなるべく吸わない方がよいですが、吸うタイミングに気をつけましょう。

最近、多くの有害物質がカットされ、何かと話題になっている電子タバコも、基本的にニコチンを含んでいるものが多いので、気をつけましょう。