ページトップボタン

むずむず足で不眠に!むずむず脚症候群って何?

むずむず足で不眠に!むずむず脚症候群って何?

足がかゆくて眠れない、足がむずむずして動かさずにはいられない……。

そんな症状を経験している方、悩まされて不眠になってしまった方、いらっしゃいますか?
夕方から夜にかけて、そんな症状を感じているとしたら、それは「むずむず脚症候群」という睡眠障害になっている可能性があります。

むずむず脚症候群が原因で不眠や中途覚醒の症状が出ている方は、睡眠不足によって知らず知らず健康リスクを高めています。
今回は足がむずむずして眠れない、不眠の原因の一つである、むずむず脚症候群についてお話しします。

病気?気のせい?むずむず脚症候群とは?

むずむず脚症候群 症状

夕方から夜にかけて、リラックスした時間にじっとしていると、足がむずむずして動かさずにいられなくなってしまう、むずむず脚症候群。
海外では、「Restless Leg Syndrome(レストレスレッグスシンドローム)」と呼ばれ、どこの国でもこの症状による不眠などに悩んでいる人がいることがわかります。

夜、眠る時間帯にも治まることがないため、不眠や夜中に目覚める中途覚醒の原因になってしまいます。
こういった症状から、むずむず脚症候群は、睡眠関連運動障害という睡眠障害の一つです。

睡眠障害について

この病気自体は命に関わるものではないですが、交感神経の活動が活発になり、不眠などの原因になるので睡眠不足になります。
睡眠不足になることで、生活の質の低下や循環器系の病気やうつなど心の病気を発症するリスクも高まります。

まずは、詳しい症状を確認してみましょう。

むずむず脚症候群の特徴的な4つの症状

むずむず脚症候群で見られる、特徴的な4つの症状を紹介します。

  • 脚を動かさずにいられない
    脚に感じる違和感は、「痒い」「痛い」「虫が這っているよう」など、感じ方は人によって違いますが不快な感覚は共通しています。脚を動かしたい衝動にかられ、じっとしているのが難しいほどです。
  • 安静時に起こる
    リラックスするなど、じっと座っていたり、横になっていたりする時に症状が表れたり、強まったりします。同じような状況でも、仕事や趣味に集中しているときは、表れにくいことが多いようです。
  • 動くと違和感が軽減される
    症状が出たときに軽い運動をすると症状が軽減されたり、消えたりします。歩く、足をさする、たたくといった刺激が効果的です。
  • 夕方から夜に表れたり、強まったりする
    夕方から夜にかけて症状が表れたり、強まったりします。また、就寝時にピークを迎える人も多く、不眠の原因にもなっています。

また、むずむずした違和感を感じるのは、圧倒的にふくらはぎが多いですが、太ももや腕、背中に感じる人も少数派ながらいます。

むずむず脚症候群にかかりやすいのはどんな人?

むずむず脚症候群は、日本では、人口の2~5%がかかっていると言われています。
20人~50人に一人の割合ということですね。
年齢層としては、40代~増加する傾向があります。
ピークは、60~71代。
しかし、患者の20~30%は子ども~青年期に発症しているため、一概に大人の病気とはいえないようです。

なぜ足が「むずむず」する?むずむず脚症候群の原因は?

むずむず脚症候群 原因

不眠症や様々な睡眠障害の症状を改善するためには、まず原因を知り、改善することが重要です。

むずむず脚症候群と名がつくくらいですから、脚に原因があるのでは?と思割れる方も多いと思います。
しかし、実はそのはっきりとした原因やメカニズムはよくわかっていないのが現状です。

感覚を制御する働きのあるドーパミンの不足や、ドーパミンを作るのに必要な鉄分の不足が疑われていたり、家族にむずむず脚症候群の患者がいるとかかる割合が高くなったりすることが現在わかっているところです。

現在むずむず脚症候群は、こうした原因によって2つに分類されています。

45歳未満の多くは突発性

特定の原因が明らかではないものを突発性、あるいは一次性のむずむず脚症候群と言います。
ドーパミンの機能障害や鉄分不足、遺伝の可能性がある場合です。
45歳未満の方がむずむず脚症候群を発症した場合の大概が突発性と考えられています。

妊娠や他の病気が原因となる二次性

持病や、それに伴う薬の服用、妊娠など、原因が特定できるものが二次性と区分されます。
妊婦を除いて、むずむず脚症候群にかかった45歳以上の方の多くが二次性と考えられています。

  • 鉄欠乏症
  • パーキンソン病
  • 腎機能障害
  • 末梢神経障害
  • 脊髄麻酔
  • 抗うつ薬などの服用
  • 妊娠

不眠の原因「むずむず脚症候群」を改善するコツ

むずむず脚症候群 改善 コツ

原因がはっきりしないということは、改善するための方法もまたわからないのでしょうか?
実は、研究は進んでいて、改善の効果がある薬なども見つかっています。

まずは病院できちんと診断してもらうことが改善への第一歩となります。

むずむず脚症候群の診察はどの病院で?

むずむず脚症候群かもと思ったら、まずは病院で診断を受けます。
不眠になることから睡眠障害の1つとして分類されているので、睡眠障害の専門医で診てもらうのがいいでしょう。

また、むずむず脚症候群は神経も深く関わっているので、神経内科でも診断ができるところがあります。
しかし専門医が少ないため、まずは睡眠障害が診られる精神科や神経内科を訪れて、そこから詳しい病院を紹介してもらうのも正しい診断・改善への近道かもしれません。

日常生活を工夫して改善を目指す

日常生活のなかで、ちょっとした制限や工夫をすることで改善が見込める場合があります。
健康全般や不眠にも効果のある対策なので、むずむず脚症候群の改善に限らず、実行するのがおすすめです。

  • カフェイン、アルコール、タバコを控える
  • ウォーキングなど軽い運動を習慣にする
  • 就寝前に足のマッサージを行う
  • 食生活を見直し、栄養バランスを整える
    (鉄分を意識的に摂る)

不眠を招くむずむず脚症候群まとめ

夕方から夜にかけて足がむずむずと痒くなったり、変な違和感を感じて不眠になる、むずむず脚症候群という病気があることをご理解いただけたでしょうか?
不眠を招く睡眠障害の1つでもあるので、長い目で見ると私たちの健康を損ねる、怖い病気です。
まだはっきりとした原因はわからないものの、改善できない病気ではないので、症状に思い当たる方は、ぜひ専門医をお尋ねください。

  • むずむず脚症候群は夕方から夜にかけて脚に違和感を感じる病気
  • むずむず脚症候群の症状には4つの特徴がある
  • むずむず脚症候群は夜寝るときに起こることも多いため、不眠を招く睡眠障害の1つに数えられている
  • むずむず脚症候群は原因がはっきり特定できないものを突発性と分類している
  • むずむず脚症候群は持病やそれに伴う服用などが原因となる場合がある
  • むずむず脚症候群は妊娠が原因となる場合がある
  • むずむず脚症候群は神経に関わるドーパミンの異常が原因と考えられている
  • むずむず脚症候群は日々の生活習慣を整えることで症状を軽減することができる場合がある