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夜中目覚める中途覚醒とその原因

夜中目覚める中途覚醒とその原因

夜中に何度も目が覚める!何度も目覚めることで疲労がとれない!などの症状に悩まされていませんか?

もしかするとその症状は「中途覚醒」と呼ばれる、睡眠障害が原因かもしれません。

中途覚醒の症状をそのままにしておくと、中途覚醒が原因で、日中に強い眠気を感じたり、健康や生活に支障をきたしてしまいます。
また、ぐっすり睡眠できないことがストレスになったり、スッキリ目覚められない原因にもなります。

今回は、そんなツライ中途覚醒の症状や原因についてお話ししていきます。

夜中に何度も目が覚めてしまう中途覚醒とは?

中途覚醒 症状

夜中に目が覚めてしまい、十分な睡眠の効果が実感できない中途覚醒。

そんな中途覚醒は、睡眠障害の一つでもあり、不眠症の一種です。
「不眠症」と聞くと、眠れない症状というイメージがあると思いますが、実は不眠症の中にも4つのタイプがあるのです。

不眠症の症状のタイプについて、簡単に紹介します。

不眠症の症状の4タイプ

  • 入眠障害:眠ろうとしてもいつまでたっても眠れない
  • 中途覚醒:眠りに入れるものの夜中に目が覚める
  • 早朝覚醒:朝早過ぎる時間に起きてしまう
  • 熟眠障害:長時間睡眠しても寝た気が一切しない

不眠症の症状のタイプ・詳細について

日本人の約20%は中途覚醒をはじめとした、不眠症や睡眠障害などに悩まされているといわれています。

次は中途覚醒による悪影響についてお話ししていきます。

中途覚醒が危険なのは睡眠不足による悪影響

中途覚醒が健康リスクを高めてしまうのは、夜中目覚めてしまい、その後入眠できないことから起きる「睡眠不足」が主な原因です。

まずは睡眠不足による悪影響を見てみましょう。

睡眠不足による悪影響

  • メタボや太りやすくなる
  • 免疫力を低下させる
  • 精神不安やうつ病になりやすくなる
  • 記憶力の低下を招く
  • 糖尿病やがんのリスクが高まる
  • アルツハイマーのリスクが増える
  • 集中力不足や居眠りにより事故や死亡率が上がる

いかがでしょうか?睡眠不足と聞くと、すぐに体にトラブルが起きることが少ないので、多少軽視される方も多いと思います。
しかし、睡眠不足は確実に健康リスクを高め、あなたの仕事や学校でのパフォーマンスを低下させてしまいます。

多忙な現代人は睡眠時間が足りず、睡眠不足の方が増加傾向にあるといわれています。
そんな中で、中途覚醒によりさらに睡眠不足になってしまったら…想像するだけで恐ろしいですよね。

こうした中途覚醒による睡眠不足にならないためにも、中途覚醒の症状や基準を知っておきましょう。

中途覚醒の症状と基準

中途覚醒の症状は主に、

  • 眠りにはつけるものの夜中目覚めることが一定期間ある
  • 睡眠中に夜中頻繁に目覚めてしまう
  • 夜中目覚めてしまい再入眠できない
  • 夜中目覚めてしまうことが原因で日中に強い眠気を感じる

このような症状が出たら、中途覚醒の可能性があります。
しかし、一概にただ夜中に目が覚める症状が続いたからといって、中途覚醒であるとは限りません。

毎日ぐっすり眠れたら良いですが、時には眠りが浅くなり、夜中に目が覚めてしまうこともあります。

今現在、自分が中途覚醒なのか見分ける為の基準を見てみましょう。

どこからが中途覚醒になるの?

今現在、中途覚醒になっている疑いが出ている人がとても気になるのは、どの程度の症状が中途覚醒なのか?ということだと思います。
国際的に睡眠障害の基準や分類を行っている、睡眠障害国際分類(ICSD)の基準をもとに説明いたします。

中途覚醒の基準とは…

  • 睡眠中に目が覚めたり・目が覚める回数が頻繁にある
  • 睡眠中に目が覚めると再入眠が難しい
  • これらの症状により日中に強い眠気や生活に支障が出る

中途覚醒かどうかを判断するのに重要なのは、睡眠中に目が覚めるという症状より、「症状によって生活に支障が出ているのか」というところだといわれています。

そのため、稀に夜間に目が覚める、目覚めた後すぐ睡眠できる、生活に支障が出ていない、などであればそこまで気にすることは無いでしょう。

しかし、中途覚醒をはじめ、睡眠障害は健康リスクを高めてしまいますので、早急な対策が必要です。
もし、先ほどのような症状が続くようであれば、中途覚醒を疑い、改善するために原因を知ることが重要です。

中途覚醒の原因は「眠りの浅さ」

中途覚醒 原因

健康リスクを高め、何より満足のいく睡眠ができないことがストレスになる中途覚醒。
いつまでも中途覚醒の症状に悩まされたり、睡眠不足の影響でケガや病気になっては大変です。

このツライ中途覚醒の原因は様々ありますが、基本的には「眠りが浅い」ことが原因だといわれています。

実は私たちは睡眠しているときに、「浅い眠り」と「深い眠り」を繰り返しながら睡眠しています。
しかし、中途覚醒の方は何らかの原因により、浅い眠りやレム睡眠の割合が増えてしまい、寝返りを打ったときや、ちょっとしたことで目覚めてしまいます。

眠りのメカニズム「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」について

そのため、中途覚醒を改善するためには、まず眠りが浅くなる原因を見つけなければいけません。

あなたはいくつ当てはまる?眠りが浅くなる原因

中途覚醒を根本的に改善するためにも、眠りが浅くなる原因を知ることが重要です。
この中に当てはまる原因がある場合は、まずはその生活習慣から改善しましょう。

①寝酒や睡眠前のアルコールの摂取

お酒はアルコールの作用により、眠くはなりますが、眠りが浅くなります。
よく睡眠をする前に「寝酒」といってお酒を飲まれる方がいますが、お酒は睡眠の質を下げるのでやめましょう。

寝酒と睡眠の関係について

②寝る前にタバコを吸う

喫煙者の多くは、睡眠をする前にもタバコを吸われる方も多いでしょう。
しかし、タバコに含まれる有害物質の一つ、ニコチンは覚醒作用があるので、眠りが浅くなり、中途覚醒の原因になります。
寝る前の一服はやめましょう。

タバコによる睡眠への悪影響

③夕方以降にカフェインを摂取する

多忙な現代人は、仕事中や授業中に襲われる眠気を、コーヒーやエナジードリンクで解決しようとする方が多いです。
カフェインはニコチン同様、脳を覚醒させるので、睡眠が浅くなります。
カフェインを摂取する際は、摂取量に気を付けて、午後3時以降の摂取はやめましょう。

④太陽の光を浴びない

中途覚醒や不眠症の原因で多いのが、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌不足です。
このメラトニンを正常に分泌させるには、日中に太陽の光を浴びて、メラトニンの原料であるセロトニンを分泌させないといけません。
また、太陽の光を浴びると、概日リズム(体内時計)が調整されるので、睡眠と覚醒のリズムが整い、質の高い睡眠がとれるようになります。

セロトニンとメラトニンについて

⑤ストレス

ストレスが体に悪いことは有名ですが、睡眠の質にも悪影響を及ぼします。
私たちの活動と休息をバランスよく働かせる自律神経は2種類あります。

  • 昼間や活動時に活発になる→昼モードこと「交感神経」
  • 夜間や休息時に優位に働く→夜モードこと「副交感神経」

ストレスを受けてしまうことで、夜間なのに、昼モードの交感神経が活発になります。
交感神経が活発化すると、脳と体を興奮状態になるので、眠りが浅くなったり、不眠になってしまいます。

自律神経と睡眠の関係について

⑥睡眠障害や病気・ケガ

睡眠中にトイレで目が覚める夜間頻尿や、骨折などによるケガが原因で、浅い眠りになってしまうこともあります。
また、睡眠障害の一つである「睡眠時無呼吸症候群」の場合は、眠りが浅くなったり、睡眠中に呼吸が止まることで目が覚めやすくなります。

睡眠時無呼吸症候群について

⑦寝る前にスマホやパソコンを使用する

中途覚醒をはじめ不眠症の原因で、近年多くみられるのが、睡眠前のスマホやパソコンの使用です。
スマートフォンやパソコンからは、ブルーライトという強い光が出ているのはご存知だと思います。
このブルーライトを睡眠前や夜間に浴びると、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が抑制され、眠りが浅くなり、中途覚醒になってしまうのです。
睡眠する前のスマホ及びパソコンの使用は控えるようにしましょう。

中途覚醒についてまとめ

様々な原因により、眠りが浅くなることが中途覚醒の原因であることがわかりました。
特にスマホやパソコンの使用による中途覚醒や不眠症は、現代病といわれるほど増加傾向にあります。

中途覚醒によって睡眠に満足できなかったり、スッキリ目覚められない方は、まず原因を知り根本的に改善しましょう。
それでも一向に改善されなかったり、不安がある方は、病院へ行き診察を受けることをオススメします。

また、中途覚醒になっている方は、他の睡眠障害も併発していることも多いので注意しましょう。

睡眠障害の症状のタイプについて